南島原市議会 > 2020-02-25 >
02月25日-02号

  • "衛生局"(/)
ツイート シェア
  1. 南島原市議会 2020-02-25
    02月25日-02号


    取得元: 南島原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-25
    令和 2年  3月 定例会(第1回)第2日 2月25日(火曜日)出席議員(17名)       1番  中村哲康君    10番  松永忠次君       2番  近藤一宇君    11番  小嶋光明君       3番  田中次廣君    12番  黒岩英雄君       4番  金子憲太郎君   14番  中村久幸君       5番  小林知誠君    16番  川田典秀君       6番  柴田恭成君    17番  吉岡 巖君       7番  高木和惠君    18番  井上末喜君       8番  吉田幸一郎君   19番  林田久富君       9番  隈部和久君欠席議員(0名)説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    副市長       山口周一君 教育長       永田良二君    総務部長      伊藤幸雄君 地域振興部長    菅 三郎君    市民生活部長    川島進一君 衛生局長      永田和彦君    福祉保健部長    林田充敏君 農林水産部長    森崎一成君    建設部長      浅野 工君 水道部長      金子邦彦君    教育次長      深松良蔵君 総務秘書課長    石川伸吾君    財政課長      米田伸也君 会計管理者     綾部洋一君    農業委員会事務局長 松尾 強君 議選監査委員    吉田幸一郎君   監査委員事務局長  末續正司君議会事務局出席者 局長        林  誠君 書記        永吉共泰君 書記        高原 洋君第1回定例会議事日程 第2号 令和2年2月25日(火)午前10時開議 日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ2月25日吉田幸一郎議員1まち・ひと・しごと創生総合戦略について492県の出先機関の再編について3道路、環境美化行政について4漁業振興について田中次廣議員1令和2年度施政方針について642新学校給食センター建設等に関する入札について高木和惠議員1松本市長の政治姿勢について762教育委員会について3島原地域広域市町村圏組合について4市民の声小林知誠議員1新給食センター建設について94近藤一宇議員学校給食費無償化について1102公営住宅の入居条件について3国民健康保険税について4就学援助制度について5農業従事者の支援について6有馬川の可動堰について     午前10時00分 開議 ○議長(林田久富君)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は17名であります。 定足数に達しておりますので、これより議事日程第2号により、本日の会議を開きます。 ここで、松本市長より発言の申出があっておりますので、これを許可します。松本市長。 ◎市長(松本政博君)  皆さん、おはようございます。 急な申出にもかかわらず発言の機会を頂きまして、議長をはじめ議員の皆様に対し御礼を申し上げます。 2月23日に予定をしておりました原城マラソン大会につきまして、福岡県において新型コロナウイルスの感染者が確認されたことなど諸般の状況に鑑み、中止といたしました。大会直前の態度決定となったところでございますが、議員の皆様方をはじめ関係皆様方におわびを申し上げるところでございます。 なお、今後の各種イベント、式典などにつきましては、感染の広がりや会場の状況などを踏まえて判断し、できるだけ早い時期に皆様方にお知らせしてまいります。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  日程第1、市政一般質問を行います。 なお、質問の際に、一括質問・一括答弁方式と一問一答方式のどちらを選択されるか明確にしていただきますようお願いいたします。 まず、8番、吉田幸一郎議員の質問を許します。8番、吉田幸一郎議員。 ◆8番(吉田幸一郎君) (登壇) おはようございます。8番、自民党南創会吉田幸一郎です。 現在、中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が国内中でも、また拡大し、九州でも感染が広がりつつあります。予防対策としては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、お一人おひとりのせきのエチケットや手洗い、うがいなどの実施がとても重要です。市民の皆さん、国民一丸となって協力し、終息に向かうよう努力してまいりましょう。 それでは、議長の許しを得ましたので、通告書に従い、一般質問を行います。 今回の質問は、四つの質問項目を行います。 まち・ひと・しごと創生戦略について、県の出先機関の再編について、道路環境美化行政について、漁業振興についてを一問一答方式にて質問します。 それでは、まち・ひと・しごと創生総合戦略について質問します。 地方創生とは、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけるため、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策で、2014年9月3日、第2次安倍内閣発足後の総理大臣記者会見で発表された国策です。 本市の人口は、若年層の流出を主因に急激な減少が続いております。国立社会保障人口問題研究所の推計によると、2024年の人口は約3万1千人、高齢化率は47%まで上昇するなど、今後も人口減少、少子高齢化は続くことが予想されます。本市が今後人口減少を食い止め、維持可能な地域社会を維持していくためには、若者が安心して働けることができる雇用拡大策と定住・移住促進策を両輪としたまちづくりを、長期ビジョンを持って取り組むことが求められております。 南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略とは、国の長期ビジョン及び総合計画を勘案しつつ、本市における人口の減少と将来の展望を提示し、その実現を目標とした今後5か年の政策の基本方針や具体的な施策をまとめ、本市が生き残るため、緊急性を持って取り組むべきまちづくりを取りまとめたものです。 南島原市第Ⅰ期まち・ひと・しごと総合戦略の対象期間は、平成27年から令和元年度の5か年となっております。第2期のまち・ひと・しごと総合戦略を策定し、来年度から予算化し、施策事業に取り組まれていきます。 そこで、2期目の創生総合戦略策定はⅠ期目の政策評価の基に立案されなければなりません。第Ⅰ期まち・ひと・しごと総合戦略の成果と課題をお聞かせください。 再質問で、第Ⅰ期まち・ひと・しごと総合戦略の評価などを議論し、第Ⅱ期まち・ひと・しごと総合戦略での取組方や、また、そのほかの質問項目について議論していきますので、市長をはじめ理事者の皆様には明快で分かりやすい答弁をお願いいたします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、吉田幸一郎議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、第Ⅰ期創生総合戦略の成果と課題は何かとのことでありますが、我が国の人口は、平成20年をピークとして減少に転じており、平成26年のまち・ひと・しごと創生法の制定以降、地方創生を合い言葉に、国を挙げて人口減少対策の取組が進められてきました。 本市においても、進展する人口減少を喫緊かつ最重要の課題と位置づけ、平成27年度から令和元年度までを計画期間とした南島原市まち・ひと・しごと創生総合戦略を平成27年10月に策定をしたところであります。 しかしながら、全国的な流れとして首都圏への人口一極集中は止まることなく、その一方で、地方では若者の流出が依然として続いており、都会と地方との格差はますます広がりを見せております。 本市では、定住移住施策の強化をはじめ、農業や素麺産業などの地場産業の活性化といった総合戦略に掲げる施策を進めた結果、移住者の増加などにつながった一方、農業産出額や素麺出荷額、合計特殊出生率などの指標は横ばいが続き、最終的な成果とも言える人口の動態については、少子高齢化と人口減少には歯止めがかかっていない結果となっております。 本市としましても、今後も人口減少が喫緊かつ重要な課題であることと、その対策に必要な施策を明確にする必要があることから、市の最上位の計画であります第Ⅱ期南島原市総合計画と関連づけられた人口減少対策に特化した計画とするため、令和2年度から令和6年度の5年間を計画期間とした次期総合戦略を策定することといたしております。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  今、市長から答弁がありました中で、少し具体的にどうだったのかということをお聞きしたいと思います。 大体、出生率がという話と転出という話があるんですが、まず、この3項目めにも書いておりますが、人口減少の原因はどうだったのかというのも含めて話をさせていただきたいと思います。 人口減少で、今、出生率が大体1.8ぐらいやったですか1.99から。30年度はまだ未定だということになっておるようですが、27年が1.81、28年が1.88と、ちょっと基準年度よりも少しずつ下がっていっているということになっておりますが。31年度は目標として2.09に掲げられておりますが、実際、今のところはどのようになっておるのでしょうか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  最近の出生率の件なんですけども、議員お話のとおりでございますけど、直近の分につきましては1.85ということで、私たち、目標を2.0に定めておりますけども、まだそれを下回っているというふうな状況でございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  1.85であるということで、現実も皆さんに分かっていただくということもあると思います。その中で、出生数ですね、出生数もいろんなところで話をされておりますが、なかなかよく見てみれば、少ないなというのが実際のところです。 また、若年層が、若い人たちが少ないというのがあって、出生者数も絶対数が少なくなってくるというのは分かるんですが、今、いろんなことに出生率を上げるために取り組まれているということは分かります。そのような施策の中で、30年度が本市で262人、また29年度が269人と、最近300人を上らないような出生数になってきていると思いますが、この点については、市長とすればどのように考えられておられますか。また、31年度は、大体出生は、まだ1か月あると思いますが、何人ぐらいで推移しているのかというのもお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  今、吉田議員がおっしゃったように、29年、30年の出生者数というのは269人であったり262人であったり、そういう状況であります。 合併南島原市全体、旧8町で、この数というのは大変な状況だなというふうに考えてはいるところでありますが、現状をそういうふうに認識をして、さて、こういう状況の中で、どのようにしたら数が増えていくような状況になるかということで、本当に結論的なことはまだはっきり言えないと思うんですが、そういう状況認識を今しているというような状況であります。 今年度については、ちょっとまだはっきり把握をしておりません。 ○議長(林田久富君)  林田福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  本年度の出生見込みということでございますけれども、本市におきましては、平成27年が300人台を最後に、それから200台に落ち込んできているわけですけれども、現在のところ、令和元年度につきましては250から260ぐらいの線ということで、下げ止まりではないのかなということで考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  もう本当に、何かびっくりするぐらいの子供の出生数になってきているなと思います。実際を市民の皆さんでも理解してもらって、なるべくこのようなことから、地域で盛り上がって増やしていくというのも必要になってくると思います。 昨日、節句に呼ばれて行ってみたら、やっぱり自分がそういう所に行ってみれば、意外と子供も一家族、2、3人、4人いたりという所もあるんですが、絶対数の子供を産む人たちが本市になかなかいないという、まだ未婚の人たちもたくさんおるので、そういうふうな施策でマッチングをしたりというのを、市でも行われていると思いますが。 また、人口減少がもたらす影響、これから子供たちが減って、高齢化になって人口が減るとなった時の、実際の本市にもたらす影響というか、どのようなことが考えられているのかというのをお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  副市長。
    ◎副市長(山口周一君)  まず、人口減少がもたらす影響なんですけども、地域社会そのものの存続と言いますか、それが危ぶまれてくるというのが、まず1点、これが一番大きな課題じゃないかというふうに思っております。 それから、あとは市の財政的な規模、このあたりも縮小していかざるを得ないと。それから、いろんなインフラ関係につきましても人口減少に応じた対応をしていかなきゃいけないと。それから、交通関係につきましても同じようなことでございます。 そういうことで、市全体の中で人口減少がもたらす影響というのを、もう少し私たちも詳細に今から検討していかなきゃいけないというふうに思っているところでございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  副市長が言われたように、簡単に言えば、人が減れば、地域コミュニティーとか、畑も今、現状でおられるが、農業の方が減ってくれば畑の耕作放棄地も増えてくると。ほかの仕事も廃業者が増えてくるというので、地域がもう衰退していって守れなくなってくるというのが実際のことじゃないかと思います。 そのような中で、本市としても、いろいろな施策に取り組まれていると思いますが、今、子育て施策は、本市とすれば、他市、またこういうのをやっていますよというのがあれば、ここで、ちょっとこういうのでほかの所よりも有利な子育て政策をやっていますとか、教育であれば、このようにしてほかの市よりも子供たちが勉強ができるように、本市では、こういうのをやっていますというのが、もしあれば、言ってもらってよろしいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  前回の議会で、田中次廣議員の質問でもお答えしたわけなんですけれども、特徴的な部分という部分につきましては、親の保育料等をはじめとした保護者の方の経済的負担の軽減という部分と併せまして、本市で一番特徴的なのは、子供さんを授かりたくても授かれない方に対しまして、特定不妊治療あるいは不育治療とか、そういう部分の全ての部分について補助をしているという部分については、県内の中で本市だけではないかなということで考えております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  その不妊治療については、私も2006年、一般質問で、拡充して子供を増やすような手だてをしたほうがいいんじゃないかなというのも提言させていただいて、今、そのようになっているというのは非常にうれしい限りであります。 そのほかに、本市で何か教育的に子育てをするならこの南島原市はこんないいところがありますよというようなアピールも含めて、教育委員会のほうでは何かないんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  教育委員会のほうといたしましては、地域少子化対策推進事業といたしまして、子育てに温かい社会づくりの担い手の育成、あるいは子供の成長段階に応じた伴走型教育支援プログラムの学習機会の提供、結婚、妊娠、出産、乳児期を中心とする支援体制づくりなどの取組を実施いたしております。 育児不安とか、例えば、初めての親御さんになられた方への講座、学びの講座ですね、とか、親子ふれあいの講座など、様々な講座等を実施いたしておるところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  やはり、そのようにして情報を発信していくというのは非常に必要じゃないのかなと。 長崎県は、転入、転出で言えば、ワースト5位であまりよくなかったというようなことも言われております。そういった中で、本市だけがぎゅっと増えるということは、これはなかなかないことじゃないのかなというのもあります。 人口の少ない自治体からの取り合いのようなことになってくるというのも、実際、今のところはそのようなことで進めていくしかないんじゃないかなというのも含めまして、本市としては、子育てをするならば非常にいいんですよということも含めて、市のアピールの仕方も、すごく勉強ができるような特化した学校もありますとか、スポーツもこんな進んだところがあって、こういうのができますというのも含めて、ある程度、すぐ言えるようなことも作っていっていかなければならないんじゃないかなと思います。 結局は、よそから来てもらう、Uターン、Iターンをしてもらうというのが次の視点になって、恐らく一緒に施策としてはやられていくと思いますが、本市で行われている移住、Iターン、Uターン策というのはどのようなことをされているのか。また、実績はどのくらい上がってきているのかというのをお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  菅地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  本市で行っております移住・定住に対する事業でございますけれども、一つには、移住相談会というものを首都圏辺りでやっております。あと、ご存じと思いますけれども、空き家バンク、空き家の活用事業というものに取り組んでおります。あと、移住体験ツアー、こちらのほうに試験的にツアーでおいでていただいて、経験をしていただいて、移住を検討していただくと。あと、お試し住宅の体験と、こちらのほうに住宅を1軒用意しておりまして、そこに一定期間、短い期間ですけれども、滞在をしていただいて、経験をして移住を考えていただくと。あと、民泊を体験していただく、お試し民泊体験とか。 あとは、定住の促進について、出会いの場コーディネート事業ということで、マッチングですね。それと、結婚新生活支援事業ということで、新婚さんへの助成というふうなことで取り組んでおります。 そういう取組をやっておりまして、成果としては、平成29年度から移住者が11名、平成30年度は29名、令和元年度、今年度につきまして、4月から12月までで66名というふうな形で数字が上がっている状況でございます。以上です。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  今、66名で、その累計でということなんですか。66名、その年に来られたということか。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  66名というのは、昨年4月から12月までの期間でございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  全体で言えば、百何人ぐらい、累計で言えば移住されて来たということ、移住されて来た数でしょうか、相談ですかね。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  移住をされた方の4月から12月までの数でございます。 ○議長(林田久富君)  全体の累計は。今までの累計は。地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  累計で申しますと、100名は優に超えるという形でよろしいかと思います。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  その移住が、ちょっとこの自分が見ているまち・ひと・しごとの中の、よく見れば県外からの移住者数しか載っていなかったということで。県外では大体15人か20人ぐらいしかここには書いていないので、要は、近くの地域から合わせて60人ぐらいになったということなんでしょうかね。県外から移住で言えば、30年は15名しかここには書いていないということになっております。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今、申し上げておりますのは、平成31年、令和元年ということで御理解を頂きたいと思います。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  Uターン、Iターンで来られたということで、成果として上げられているのが、ここには20ぐらいしか書かれていないので、いんにゃと言われても。県外から来られたということで20人、そこの県内も合わせれば60人ということなんでしょうか。そしたら、報告いただいたこれは、うそのような感じになりますが、どのようになっているんですか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  議員が今お持ちの資料は、この前の全員協議会の中で御説明した資料だと思います。 今、菅部長がお話をさせていただいたのは、議員がお持ちのは30年度までだと思いますけれども、今、菅部長が話をさせていただいたのは、令和元年度の数字でございますので、そういうことで、急に移住者が増えてきたということでございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  分かりました。 前年度は15名から、今年は60人になったと。すごく何か効果があったような感じの聞こえがしますが、それは大体どの辺から来られて、全てがうまい具合かみ合って効果が出たということなのか、何かこれが効いたんだというような施策は、何があるんでしょうか。お聞かせください。 ○議長(林田久富君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  すみません、今、地域ごとの資料は手元に持ち合わせておりませんけれども、結構こちらのほうにおいでとなっているのは、首都圏とか、関西とかという方が結構多うございます。九州管内もいらっしゃいますけれども。 こういうふうに成果が上がっているのは、やはり一つは、去年から専門の部署を設けまして、お問合せに一件一件つぶさにお答えをしたり、アテンドをしたりということで紹介をしたり、空き家の紹介をつぶさにお世話をしたりというようなことが実を結んでいるんではないかというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  そのようにして来ていただくというのは、非常に、60人が多いのか少ないのかはまだ分からないんですが、やっぱり効果が上がってきているということで考えておきたいと思います。 その中で、成果と課題はいろんなことがありながら、いろいろと本市でも予算は使われて、それなりの予算をかけて、いろんなことに取り組まれております。 その中でも、予算的に言えば、交付金を使った予算ですね、先行型で、27年度はもういろんなことに予算を使って行われております。また、28年度からも行われている。ずっと予算がついてきているのは、広域連携の部分の予算が一番ついてきているんじゃないかなと思うんですが、その中で、広域連携で行われている、その事業というのは、大体どのような事業になるんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  何か分かりにくいんかなと思うんですが、小さな楽園拡大連携プロジェクトというのと、離島・半島を中心とした「稼げる食品製造業」創出プロジェクトというのが、28年度から31年度まで予算をつけてずっと行われてきておるようですが、それは、どこと連携して行われているんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  財政課長が答弁できるか。財政課長。 ◎財政課長(米田伸也君)  まず、お尋ねの小さな楽園拡大連携プロジェクト、これは移住関係です。県と県内市町村、全部協力して東京に移住センター相談センターを設けて、そういう相談事業を行いまして、先ほど申し上げましたような移住の増加につなげているというものでございます。 もう一点、離島・半島を、これは素麺です。以前、五島うどんと南島原の素麺がフランスで出展と販売等の事業を県と一緒になって行ったものでございます。 そういった部分で、この創生交付金に関しましては、単独でやるよりも連携でやりなさいと、あるいは民間とやりなさいという部分の事業が採択される傾向が強い状況でございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  今の答弁からすれば、連携してやっていったほうが予算がつきやすいということであります。 新年度の予算でも、前年度の予算でも、そうめん課というのを立ち上げられて、本市は素麺の売出しに非常に力を入れられているということで、本年度も67万やったですかね、1件に対して、売上げが上がったのでまた力を入れてやっていくということでされておりますが。前年は9千万ぐらいやったですかね、7千万やったですかね、PR事業。そしたら、1億2千万ぐらいの予算をつけてやっていくという、9,700万で、いろんなのを含めれば1億2千万ぐらいの予算がなっていくというようになっていると思いますが。 何か素麺を売っていくのは、非常にそれは、事業を興して新規拡大でというのは理屈は分かるんですが、島原半島で、半島一つとなって連携して予算をつけてもらってやっていくというのが、何か筋というか、やりやすいような気がするんですが。島原となったときに、何か南島原と出てこないというのがちょっと寂しいなと思って、本市が頑張って島原素麺を売っているんだけれども、島原はあまり予算をつけて売っているようには見えないというのがあるんですが、その点については、市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  ブランド名と言いましょうか、それは市民の皆さん方が、島原手延べ素麺、南島原から売る素麺に、何でかとおっしゃる方もいらっしゃいますけれども、これは、合併前から須川素麺、あるいは、島原手延べ素麺、いろんなそういう形で、この地のブランド名として、これまできております。 そういうようなことで、半島というか、島原で数軒あるそうでありますが、素麺屋さんですね、雲仙市の数は私は把握はしておりませんが。そういう状況ではありますけれども、やはりここの伝統的な手延べ素麺を、名前も伝統的に島原手延べ素麺という形で皆さん方が一生懸命作ってきていただいている。 これはこれで、やはり南島原市の品物だということで、しっかりとやっぱりPR、宣伝をしていくというのは大事であろうというふうに思っておりますので、その辺のところは、いろいろ私にも市民の皆さん方からその辺の名称についてもいろいろ話はございますけど、今、これはこれでしっかりと市としても取り組んで、支援をしていくべきだというふうに思っておりますので、取りあえずそういうことでよろしいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  今年度予算については、予算委員会もあるので、そこでも審議できると思いますが。 何かこう、シティプロモーションであったりとか、各々場所場所で、観光であったりとかどこでもやっている、市の秘書課でもやっている、素麺でもやっているというのが、いろんな部署で何か作って別々にやっているというのが見受けられると。また、そこにはいろんな予算がついていくというのがあるので。よければ、ある程度本当に昔やられていたように、市の一つの直轄の場所で総合プロモーションみたいな感じでやられていたことがあったんですが、そういうのを考えれば、三つのそのソフト的な予算をまとめて、素麺もある、また、ほかのもあるというのも含めて売り出していくというのも必要じゃないのかなと。何か特化してそこだけやられていると、何か不思議だなと。 一回、黒岩議員も言われましたが、女性の3人で踊っているビデオを見た時には、これはいかがなものかなと、本当にこれでよかっちゃろかいなと思うように私は感じたんですが。そのような、またほかにも素麺のフィルムなんかもよく見させてもらうんですが、ほかのは、これはいいなと、それはもう見る人がいろいろあって、好みもあるので、そこはいろんな所で考えられてしていると思いますが、ああいうのに非常に予算をつけてやられているというのが、何かあんまりまだほかのところをやればできるようなことがあるんじゃないかなと、私は思います。 長崎県でも大体成功している、人口が増えている所が、大村であったり、北松、佐々町で、また一番よく取り上げられているのが、五島市が今、非常にそのような感じで取り上げられているんじゃないかなと思います。 その五島市は、何か国境の離島新法もあって、いろんなことに取り組みやすいというのもあると思うんですが、ツバキを使った椿プロジェクトであったり、またマグロの養殖基地化、洋上の風力発電、また今回では、「麒麟がくる」という大河ドラマで女性の方が抜擢されて、準主役に抜擢されて五島は取り上げられていると。また、それにスポーツ合宿であったり、新しいホテルができたりというような、いろんな事業を組み合わせて新聞に取り上げられて、よければ注目されることが非常に多いんじゃないかなと思うんですが、そのようなことも含めて、いろんな予算は、それは出して使ってやっていかんと効果は出んということもあると思います。 今回、プロモーションに関しても、ふるさと納税のほうからもお金が出て、素麺には予算をつけて、それから、やっていかれるということもあるというのは分かっておるんですが、何か素麺、また地元の事業を盛り上げなというのがあってやられているのは分かりますので、何かもう一回、副市長が言われたと思いますが、精査しながら、実態を分かりながらということで、今後、進めていってもらいたいなと思います。 この総合戦略というのは、大体総合計画からの下で今回作られているというのも分かりました。今後も、またいろんな問題に関して、本市としてこういうのをやっていますというのを分かるように、みんなで報告できるようにやっていただきたいなと思います。 現在、地域商社のミナサポというのがあると思うんですが、副市長が社長としてやられていると思います。それは、どのようなことを事業展開としてはされているのか。また今後、どのようなことに取り組んでいかれるのかというのをお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  ミナサポにつきましては、一昨年の10月に立ち上げまして、1年を過ぎて、今、2期目に入っているところでございます。 1期目は100万強の赤字が出てまいりましたけども、2期目、今年度につきましては、3月決算になりますけども、純益で約700万ぐらいの黒字になるんじゃないかということを想定しております。 主な事業といたしましては、電力の小売事業、これを年間通して年商として大体1億2千万程度。それから、このほかは、IT関係の、要するにサポート事業と言いますか、プログラミング、小・中学生、それから学校の先生等に対して、そういうようなプログラミング教育を行って、今後の小学生、中学生の学校でのプログラミング教育科の必須化に向けて支援をしていこうというふうな努力をしているところでございます。 今後につきましては、さらに今の電力事業が市の施設が大半でございますので、これを民間の施設に広げていくとか、また、一般家庭でも希望があれば、これをここにも供給していこうというふうな計画を持っているところでございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  本年度は900万ぐらいの純利益が出るといことでしょうかね。900万の黒字額になるということで、今言われたんですよね。(「いや、700」という声あり)700万、あ、すみません。 その700万の売上げで、結局は、それを今度地域に還元して、何か事業をしていくということに恐らくなっていくように思うんですが、その中では、さっき言われていたプログラミングの事業をやっていくということなんですが、そのほかに、何か将来的にはこういうこともやっていきたいんですよというのは、あるんでしょうか。その700万は積み立てられるのか、また、地域に何か還元してやっていこうというふうに思われているのか、それはどのように考えられているんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  基本的には、ミナサポ、地域商社でございますので、その利益は地域に還元していくと。事業も地域のニーズに沿った事業展開していくということになっていくんじゃないかというふうに思っております。 そういうことで、現在、考えているのは、個々の農家の方、個々の商店の方につきましては、それぞれ販売ルートをお持ちの方もおられますけれども、大半は個々で努力されているということでございますので、そこら辺りを、ミナサポで商品化したりとか、また宅配事業的なものを、ミナサポでそういうのもやっていけたらなということで、現在計画しているところでございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  物販に関してもということだと思います。 その物販も、本市ではいろんなことも、それこそ先行型で取り組まれて、ちょっと難しかったということもあるので、その辺は慎重に取り組んでいっていただきたいと思います。 また、去年の、市長も入ってきてもらって、副市長にもお世話になって、いろんな所でやってもらった、にっぽんの宝物というのを、ほかの業者ともマッチングも実際しながら新しく作っていかれているというような事業もあります。そのような事業も入れながら、市でやれないような事業もそこに組み込んで一緒にやっていかれるようにしていっていただきたいなと思います。その点は、お願いというか、今後の提案として、地域の意見を吸い取りながら、地域に還元できるところはそのようにしてやっていっていただきたいと思います。 次に、県の出先機関の再編についてですが、1月の新聞で、何かぱっと見た記事だったんですが、ちょうど島原振興局がなくなるような再編の記事が一回載っていたと思うんですが、現在、その振興局を含め、県内の出先機関の再編はどのようになっているのかをお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  県内の振興局の再編についてということでありますが、私どもは、半島をカバーしている島原振興局、これがどうなるかというのが一番、やっぱり、あるわけですが、これについて、昨年の11月に県の担当者から県の方針について説明を受けております。その際は、特に意見を求められるということではございませんで、今後、具体的な実施案を検討するにあたっては、県議会や各市町等の意見を踏まえて検討していくというふうにお聞きをしている、そういう段階でございます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  市長が、あんまり変わらないんだなみたいな感じで答弁されて、ちょっとまだそこまでいっていないのかなと思うんですが、ホームページ上で自分も見てみれば、令和元年の12月に新行政推進室というのが県のほうにできて、そこでは、令和2年度末にはもう県南地区の再編の実施案を策定すると。令和3年度には県南地区を集約する庁舎設計の建設、令和7年度には県南地区の再編を実施というふうなことで、ホームページにも出されていたというのがあって、私も非常にびっくりしたんですが、よく見てみると、島原地区の庁舎は50年ぐらい経っているので建て替えも必要だということですよね。 そのようなことも含めて、ある程度の事務、全部持っていくものじゃなくて、きちんと残して、県南地区と県北地区に振興局を作るということでよろしいんでしょうかね。島原振興局は建て替えて、ある程度残していくのが方針であるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今、議員がおっしゃったように、県内の振興局を、県北と県南と言いましょうか、県北……(発言する者あり)どこから話が出よっとかなと思って。 県北、県南と言いましょうか、県央といいましょうか、島原半島を含む、考えられるところですね、諫早が中心になると思うんですが、そこに、2か所に考えると。 そして、島原半島の振興局の部分については、中央に持っていくのは大きな部分の管理部門と言いましょうか、そういうふうな部分で、島原半島に今、農林関係、いろんな関係があります。そしてまた、農林関係でも大型事業をしている土地改良関係であるとか、そういうような地域に密着しているような、そういう部分は島原のほうに置くというふうな、そういう説明は受けているところでありまして、それが最終的に決定というところまでは、まだ。だから、そういうふうな構想を持って発表されているということは、先ほど吉田議員がおっしゃったところだというふうに思っております。 ぜひ、この島原振興局の今されているいろんな分野については、やっぱり半島民が不便にならないように、やっぱりしてもらいたいという考え方はあります。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  ぜひ、市長が今言われたように、半島には、そうして残しておかないと。また、意見等々要望に行くのにも難しくなってくると、諫早に行ってしまえばですね、全て行ってしまえば、あまりよくないんじゃないかなと。 結局は、どうも建て替えがなってくるということになるということであれば、それはもう県が考えることなんでしょうけれども、市長とすればこっちのほうに、南島原市もありますよと、土地はありますよというふうなことででも言うてもろうて、南島原市にさっきの総合戦略で仕事ば、ということであれば、南島原市のほうにも建て替えであれば造ってもらいたいですねとか、そのような要望も含めて言うのはできると思いますので、意見として頑張ってもらいたいなと思います。 市長の言葉で、振興局がまだ機能としては残っていくというのを聞けたので、安心しました。 次に、市道の高規格道路の下が、非常に草が植わって非常に見た目も悪いと。きれいな所はきれいにされて管理されている所もあるんですが、一体的に草が生えても、木が植わり方も非常に茂ってきて、上まで来るようになっているような所もあります。高くなっているような所もあるんですが。 県の管轄になると思うんですが、市としても、県のほうに要望して切ってもらうと。また、周りは市のほうと県のほうと一緒に掃除する、また、除草する時を決めて、時期を決めてやられるというのもいいんじゃないかなと思うんですが、その点に関してはどのようにお考えなのか、お聞かせください。 ○議長(林田久富君)  浅野建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  島原深江高規格道路の高架下の遊休地につきましては、現在、県で管理をされております。 県では年間を通して、通行に支障がある箇所につきましては、道路パトロールにおいて、逐次除草等管理されておるところですけども、直接通行に支障がないというふうな箇所におきましては、なかなか管理が行き届いていない所があるというふうな所もやっぱりあるようでございます。 御質問の箇所につきましては、確かに一部きれいな所もありますけど、かなり草が茂っている所もあるということで、県に相談をいたしまして、年に1回程度は草刈りを、管理をお願いしたいというふうにお願いをしてまいりたいと思います。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  すごくごみも投げ込まれている所もあって、非常に環境がよくない場所もあります。また、あそこは、地域の方々で、自力で、自分たちの努力で刈られて、きれいにされて、桜の木も植えていかれているという所もあって、でも、そういう所に、どうしても自分たちの力だけでは、草刈りもあの広い幅をずっとやっていくというのは大変な作業のように話を聞きます。 その桜も、副市長の関係のある桜もあって、上田さんがオオムラザクラをお世話になって植えて、それが非常にいいんですよというのも言われておりましたので、よければ、あそこは道路はたまに市のほうで切ってもらっているというのがあります。また、波止場のほうも草刈りはされている所もあるんですが、県の管理の所だけ草が非常に植わっているというのがあって、ごみも本当に捨てられたり、景観もよくなかったりするので、ぜひ、市長のほうからも、県のほうに、あそこら辺をもう少しきれいにしてくれんかというようなことも言って、していただきたいと思います。 また、今はデンソーの女性の陸上部が来て、島原の合宿で来ていると思うんですが、あそこを毎日走られております。また、小学生のマラソン大会もああいう所を走ったり、また、あそこを子供連れで歩きながらヤギを見に来たりという人たちも非常に多い場所でありますので、環境をよくすれば、まだあそこら辺は利用価値が上がってくるような気がしますので、その点も含めて、市の除草をする時と県のする時を一緒に行えれば、非常にきれいになると思いますので、その点も含めてよろしくお願いします。 そのほかにも、支所で、今、要望に対して道路の改善も行われていると、予算をやってやられているというのがあるんですが、あれも非常に要望が、箇所をスムーズに行えているというのがあって、すぐ予算がなくなりましたということも深江では言われておりました。やはり、まだその後もずっと要望が来て、本当にちょっとしたへこみ具合の所も迅速にやってもらえるというのがあるので、その点については、今後も見ながら予算づけも考えてやっていただきたいと思います。 また、南有馬、北有馬のほうは建設部が近いので、そこまで予算というのも建設部に行けばできるというのがあるんですが、深江、布津、加津佐、向こうのほうはやはり遠いので、そのような予算は非常に使い勝手がよいというふうに言われておりますので、その点については、今後どのようにされていくのかお聞かせください。 ○議長(林田久富君)  浅野建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  御質問の市道の修繕につきましてですけども、今年度から支所のほうに一部予算を配分しまして、支所の窓口のほうに相談要望があった場合に、その箇所につきまして、支所の職員が現地に出向きまして、立会いをして、軽微な補修については、通行の安全を確保するために早急に対応を支所のほうで努めているところでございます。 また、修繕費がちょっと高額になったりとか、修繕方法に検討が必要な場合は、建設課の職員も出向きながら速やかに対応を努めさせていただいているところでございます。 なお、予算につきましては、来年度は現在よりも各支所30万円を増額して230万円を今回計上させていただいているところでございますので、どうぞよろしくお願いします。 それから、深江のほうはちょっと南有馬庁舎から遠いということもございますけれども、電話を頂ければすぐ行くということで対応させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  よく対応していただいておると思いますので、今後も連携の下、そういうところのできる分は、つけてやっていただきたいなと思います。 次に、本年は、水温の関係なのか、養殖ワカメがほとんど5割ぐらい出せればいいぐらいのほうな状況になってきているというのもあります。まだ、全然なっていない地域もあるということなんですが、その点について今後の対策、現状と対策をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  今期の本市を中心とする有明海の養殖ワカメの状況については、全体的に見て生育が芳しいとは言えず、地域によっては全く収穫ができなかったと、そういう生産者がいらっしゃることは私も把握をいたしておりまして、本当に心から心配をしているところであります。 養殖ワカメが本市の水産業を支える重要な柱であること、これを踏まえて、今後の対策を県、市、関係機関と一体となって検討していかなければならないというふうに考えております。以上。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  このワカメが、原因と言えばもういろんな原因があると思います。 県のほうからもアンケートが、結果が市のほうにも来ていると思いますが、食害であったり、水温であったり、工事関係もというような話もあるんですが、この水温に関しては、なかなか今後がどうしようもないところが出てくるんじゃないかなと。 今、県の研究機関等々を使って、ちょっと水温に強いようなワカメの種苗を研究していただくというようなことも含めて、市のほうからも県の機関と一緒になって、その種の種苗を作るようなことも含めて言っていっていただきたいなと思います。また、そのような研究ができれば、すぐ、各漁協、また生産者に紹介していただければ、試験的にでもこっちでやれるように、また、すぐできるようなことでもないので、その点も含めて県のほうと対応を考えていっていただきたいなと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  担当もいるわけでありますが、私の思いとして、今、吉田議員がおっしゃったような、いろいろ生育不良というのは、何が原因なのかというのがはっきりしていないという状況ではありますけれども、多分、高水温というか、地球温暖化によって水温が高まる、これはいろんな魚種が、南におった魚が上ってきているというような状況を考えれば、やっぱりそういうことも一因かなというふうに思っておりますので、今、議員がおっしゃった、そういう海水温が高くなってでも生育が十分できるような、そういう対応できるワカメの種と言いましょうか、それをやっぱり研究して、育成してほしいなという思い、私もありますので、県等にも、市としてそういうふうな要望というか、考え方は伝えていきます。 ○議長(林田久富君)  吉田議員。 ◆8番(吉田幸一郎君)  ぜひ、今、いろんな所でも研究されたりというのはしているので、その情報を集めて、うちの水産課もその情報を集めて、専門技官ではないですけれども、そのような職員も作って、とにかくこのワカメも、また、ほかのこともあるんですが、専門的な知識も入れられるような人を作っていっていただきたいなと思います。 また本年、水温の高さなのか天然ヒジキもあまりないという話です。去年まではアカモクというのも非常に海岸にはずっとなっていたんですが、それも今年はないと。本当に海藻が今回全然ないというのが、何か漁業をしていて、皆さん、心配されているというのがあるので、そのような状態についても、県のほうと、また、ほかの研究機関、有明海にすれば4県あるというのがあるので、いろんな所と部署で、水産課でも話をしながら、対応策、また、対策を一緒に考えていけれるようにやっていっていただきたいと思います。 また一番初めに戻りますが、まち・ひと・しごと総合戦略では、結局は、仕事がないと移住する方もいません。仕事が今後続けていけるような努力も、一緒に市のほうとやっていけるように努力していっていただきたいと思います。今後もよろしくお願いいたします。 それでは、これで一般質問を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、8番、吉田幸一郎議員の質問を終わります。 ここで11時15分まで休憩いたします。     午前11時02分 休憩     午前11時15分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、3番、田中次廣議員の質問を許します。3番、田中次廣議員。 ◆3番(田中次廣君) (登壇) 議長の許しを頂きましたので、2項目について質問をいたします。 まず最初に、令和2年度の施政方針で示された世界遺産を活用したまちづくりについてでありますが、現在の取組状況と今後の取組、また、課題等についてお伺いをいたします。 次に、2項目めが、新給食センター建設等に係る入札についてお伺いをいたします。 御案内のとおり、新給食センター建設等に関しましては、昨年12月23日に建築、機械、電気、厨房機器購入の入札が実施されております。この中の厨房機器購入の入札について、入札参加者の選考等についてお伺いをいたします。 今回も一問一答方式で通告をいたしております。よろしくお願いをいたします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、田中次廣議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、令和2年度の施政方針で述べました世界遺産を活用したまちづくりについてのお尋ねでありますが、これまで、市では南島原市世界遺産市民協働会議の皆さんの御協力を頂きながら、世界文化遺産原城跡の啓発に取り組んでおり、本年1月には、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の世界文化遺産登録1周年を記念して、ありえコレジヨホールにおきまして、「南島原市の世界遺産の魅力と連携・活用」をテーマに、シンポジウムを開催したところでございます。 このシンポジウムでは、奈良大学の千田教授の基調講演やイエズス会のレンゾ日本管区長らの参加を頂きましてパネルディスカッションが行われ、原城跡の魅力や活用などについて、多くの情報が発信をされております。 また、昨年ヨーロッパに派遣をいたしました南島原市令和遣欧使節団の派遣報告や430年前の西洋音楽の再現なども行われ、県内外から多くの方々に御来場いただいたところでございます。 このほか、4か国語で作成した書籍「南島原歴史遺産」の増刷、パンフレット、手提げ袋などの啓発用品の作製や原城跡のロゴマークの利用促進をはじめ、市内各中学校で世界文化遺産への関心と理解を深めるための授業を行っているところでございます。 このような中で、世界遺産登録のメリットや地域への波及効果が見えてこないなどのお話をお聞きしており、今後、さらに世界遺産の周知啓発と活用につながる取組が必要と考えております。 このため、令和2年度におきましては、市民演劇「世界遺産物語」を7月に上演することとしており、既に昨年の10月から稽古が続けられているところでございます。 また、これまで実施をしております原城跡の清掃活動や各種イベントでの世界遺産コーナーの設置、パンフレットの配布などを継続して行うとともに、ホームページ、フェイスブックなどによる情報発信の強化や中学生向けの教材の作成など、世界遺産の周知啓発と活用につながる取組を行ってまいります。 周辺環境の整備や来訪者へのおもてなし対策につきましては、観光客が訪れやすく、満足度の高い観光地としてPRするため、シャトルバスの無償運行や電動自転車の貸出しなどを継続して行っております。また、南島原ひまわり観光協会とともに、海から原城跡を眺めるキリシタンクルーズの商品造成や5種類のお土産品を製作したところであり、今後は、これらのPRも積極的に行ってまいりたいと考えております。 また、ガイダンス施設の整備につきましては、現在、整備に向けた手続を進めている状況でございます。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  今、市長から答弁いただいたわけでございますが、施政方針には令和2年度に取り組む事業等も掲載をされているわけでございます。今説明があったように、これまで取り組んできた継続事業、それから新たに取り組む事業等の説明があったわけでございますが、今回私が質問します、この世界遺産を活用したまちづくりについてでございますが、再質問をいたしたい、このように思っております。 なお、私が聞き漏らした点等については、市長に再度答弁をお願いすることもあろうかと思いますが、その点は御理解いただきますようにお願いをいたしておきます。 先ほどもちょっと市長が触れられましたが、私も過去に質問する中で、これは同僚議員等の質問の中でも、南島原市世界遺産市民協働会議の提言や取組ということについて、よく口にされるわけでございます。これについては、例年、補助金を交付し、取組の支援を市のほうとしてはいたしているわけであります。 来年度は、演劇を予定しているというようなことでございますが、ここでお尋ねをいたしますが、これまで、この世界遺産を活用したまちづくりについて、市民協働会議からどのような提言や意見があり、そして、このことをどのように生かされてきたのか、その点について再度お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  世界遺産市民協働会議につきましては、市内の各種団体が市と一緒になって取組を行っていくということでございますので、大変申し訳ございませんけど、提言とかそういうのについては、ちょっと今、私が承知していないところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  今、原城に資料館等建設の予定でございますが、私がこの前市長に質問した時に、市民協働会議の皆さんから提案があって、そこに遺骨等を収集する慰霊塔等も建設するんだと、そういったことはお聞きをいたしているんですけれども、今、次長、私が質問したことについて把握をしていないというようなことでございますので、そういった件については、後日で結構ですので、私のほうに提出をしていただきますようにお願いをいたしたいと、このように思っております。 現在、国指定されている原城跡、これは非常に規制が厳しく、車の駐車にしてもなかなか思うようにいかない、また、原城一揆まつりの一夜城にしても建てることができない状況にあるようでございます。 当時のことを思い出してみますと、あの二の丸跡は農業用のハウスが建っていたんです。したがって、その一夜城は深く掘り起こさなくても設置できるんじゃないか、私自身このように思っていたんですけれども、しかし、今は遺構の上にそういう重量物を置くのはできないというような、このような解釈の下に、一夜城もあそこには建てることができないようでございます。 昨年、南有馬町の町民グラウンドに一夜城が建てられました。それを御覧になった方から、原城跡に建てないと意味がない、市は何を考えているんだということを私に語気を強くして申されたんですね。今、まだ発掘調査中ですのでというようなことで、そのようなことでその方にはお話ししたんですけれども、例年、多くの方が原城一揆まつりに見えております。あの場所に一夜城を建設するということが、私はいつも市長がおっしゃるようなまちづくりの一環につながるんじゃないかなと、このように思っております。 その前提となるのが、この発掘調査なんです。旧町当時は、毎年、発掘調査は僅かではございましたが行っておりましたが、合併後、発掘調査が進んでいないというようなこともお聞きをいたします。 この世界遺産登録に向けては、数年前から分かっていて取組を行っているんです。このことからも、二の丸それから三の丸付近の発掘調査は、本来ならば、もう少し早く計画して行うべきではなかったかな、このように私は思っております。これは、私の考えでありますけれども、全てにおいて非常に遅れが生じている、こういった感をいたすわけでございます。 また、昨年からこの二の丸跡の発掘がなされているようでございますが、新年度の予算にも二の丸の発掘調査、世界遺産関連施設整備に関する試掘調査費が計上されております。早く調査を終えて、遺構がないことを確認されると、以前のように、あそこに一夜城も設置できるものと、このように思っておりますが、この点についての考えをお伺いいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  議員御指摘のとおり、現在、二の丸の発掘調査を進めておるところでございます。この発掘調査につきましても、試掘のほうが完了をいたしまして、その結果を専門委員会、あるいは県、国に報告をいたします。そしてその結果、それ以上、遺構とかの確認作業が終了したという報告をいたすんですけれども、その結果次第で、令和2年度中には判断ができるものと考えておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  令和2年度中に判断ということでございますので、そういったことでうまくいきますと、令和3年度からできるんじゃないかなと思っているんです。 文化庁の指導、許可が必要というようなことをよく委員会等で言われるんです。これは私も分かりますよ。しかし、その軽微な変更、これは市の教育委員会の許可でできると私は思っているんです。しかし、これを行うには、しっかりしたビジョン等がないと駄目なんです。 また、後ほど、この発掘と活用については再度質問をいたします。 次に、現在、市民の皆さんや学校において、世界遺産についての啓発などが努力されております。先ほど市長からもパンフレットとか情報啓発等々、説明等も頂きました。しかし、なかなか地元の盛り上がりに欠けているということは、これは否めないことのようでございます。 そこで、お伺いをいたしますが、昨年5月に世界遺産の活用等について、自治会長の意見を聴く場が設けられたとお聞きをいたしております。それから、また、地元の若いメンバーとの話合いも5回ほど行われております。この中では、どのような意見、考え等が出されたのか、その点についてお伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  先ほど議員がおっしゃった意見を聴取したり、南有馬町の若手の方との意見交換会を開催いたしたということは承知しておるんですけれども、大変申し訳ございませんけれども、詳細な資料については持ち合わせておりませんので、詳しくはお答えできませんけれども、若手の方々は原城一揆まつりに代わるようなイベントを催したらどうかとか、そういうふうな意見があったというふうに記憶をいたしております。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  この件についても、後日で結構ですから出してください。よろしいですか。 それで、その中の意見では、世界遺産になって、あそこでイベントができない、思いがあってもできないんだと、そういったじくじたる思いのことが自治会長の会議の中では出ているんですよね。 市民、来訪者に世界遺産の価値を理解してもらう、また、まちづくりに対する機運の醸成のためには、啓発資料等の作成の予算も、先ほど市長も言いましたように、予算の中にもこれを計上されているんです。 このほか、今後の世界遺産の周知啓発の取組、今、市長が申されましたが、そのほかに何か考えはあるのか、教育委員会のほうにお尋ねをいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  先ほど市長が答弁したとおりでございます。
    ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  したとおりということは私も理解しておりますが、そのほかには考えていないということでございますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  そのほかにつきましては、また新たな提案とかそういうものがありましたら、それについて検討していくというふうに考えておりますけれども、現段階では、ほかには考えてございません。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  先ほど触れましたが、なかなか地元の方の理解というのが深まっていない。私も地元に住んでおるものですから、よく分かるんです。だから、そういった面については、特に十分理解いただくような方策を、これはなかなか難しいんですね、最後にまた触れますけれども、取っていただきたいと思います。 それから、今年の1月12日、世界遺産登録1周年記念シンポジウムが開催されました。このことについては、先ほど市長からも説明がございました。これに私も参加をさせていただきました。非常に印象に残ったのが、千田先生の原城の歴史的意義についての基調講演でございました。 千田先生は、平城京跡の例を取り上げられました。平城京は文化庁が管理しているものと、このように理解をいたしておりますが、あの史跡内に文化庁公認の車を停める場所が設置されているとのことでございました。これはスライドでも説明がございましたですね。これは整備計画の中で多目的広場--隠し広場というようなことで表現されたんですけれども--として車を停める場所を確保しているというようなことでございました。 また、外国の例を取り上げられまして、ハンガリーの世界遺産ブダ城、それからイギリスの城にもエレベーターが設置されているとの事例の紹介がございました。 千田先生は、原城の二の丸、それから三の丸に多目的広場の整備、それと活用拠点、施設整備の必要性、これは遺産博物館、それから物産販売、レストラン、駐車場、これは今、市が計画しておりますね、こういったものが必要とのことで、そういったことを申されたわけでございます。 このようなことを行うには、先ほども触れましたが、発掘調査を行い、全体の計画を立てることが必要になってまいります。私は千田先生の講演を今紹介しましたが、この整備に係る変更は可能で、それには整備方針、整備計画を立てる必要があるとの思いを私は強くいたしました。しっかりしたビジョンの必要性を謳っておられました。 この講演を聴かれて、どのようなことを感じられ、また今後どのような取組をお考えなのか、教育長にお伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  私も千田先生の講演を聴きまして、大変力強く思いました。現在、私たちのところでは、原城跡・日野江城跡専門委員会というのを設けておりまして、この専門委員会の先生方の中核的な立場にあられるわけですけれども、やはり平城京を私自身も視察してまいりました。その中に、車、バス、いろんな種類のバスが駐車しておりました。そこの場所は何ですかと質問いたしましたところ、多目的広場という総称で呼ばれ、地域によってそれぞれ違うんだというお話をしておられました。 やはり、どうしたら多目的広場が設置できるのかという話もしたら、当時のこの委員会の会長であられます高瀬先生は、次のようなことを言われました。整備計画を、活用整備計画というのは保存活用整備計画と正式には言うんですけど、それで議論して、それをまとめてほしいと、そのまとめた後については、いろんな多目的広場で活用ができるというお話をされました。 ですから、令和2年度、来年度末には保存活用計画が策定されますので、その折に、中に組み込む時に、多目的広場の活用をしっかり位置づけてすれば、先ほど質問の中にも出てきました一夜城等についての設置についても、可能になる可能性が大きいというふうに私は判断しております。 そういうことも含めて、この令和2年度までに行う発掘と同時に、保存活用計画をしっかりと策定し、令和3年度からスムーズに進めるようになればというふうに思って、今現在進めるところです。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  今、教育長が触れられました全体的な整備計画、こういったものが立てていないというようなことなんですね。今現在、概要はできていると思いますが、今後の計画、また全体計画ができていない、発掘調査が行われていない等々の今現在はそういった課題があるようでございます。 旧南有馬町時でございますが、原城跡整備検討委員会として、現在は、今、教育長が話されましたように、史跡原城跡・日野江城跡専門委員会が組織されております。この組織は指導、助言の組織であり、あとは市の判断になるわけですね。このメンバーには、南有馬町当時から千田先生、宮武先生、それから服部先生等々がいらっしゃいます。 この先生方は、原城のことはよく熟知されているんです。服部先生は、私が今さら申し上げるものでもなく、文化庁に勤務されておりました。また千田先生においては、テレビに度々出演されるなど、日本の城郭研究者の第一人者であります。 私は、先日の千田先生の話、これを聴いた時に、活用の拠点として整備しなさい、多目的広場として整備ができるんですよと、暗に私たちに示された、私たちを後押しされたような感じがしたんですね。この方々の指導、助言を受け、保存を前提とした、また史跡を生かす整備を、先ほど申しましたように、全体的な計画の下に行っていただきたいと、このように思っております。 それから、平成24年度までに保存管理計画、それから整備計画が策定され、今後は計画に基づき、史跡の整備等を実施していくことになるわけでございますが、また26年には、こういった南島原市世界遺産周辺整備計画が策定され、史跡の周辺地域について、史跡と一体的に保存、整備、活用することを目的に、こういったものが策定されているんです。 今回、原城跡保存活用計画を史跡の保存、管理と併せて活用するとの方針の下に、適切な受入れ体制を整えると、この施政方針にございました。ぜひこういった原城跡保存整備計画を策定していただいて、これを生かしていただきたいと思うんですが、そこで、質問いたしますが、今までの保存管理計画、それから整備計画の中に、この原城跡保存活用計画を盛り込むことは考えられないのか、どうしても新しく作成しなければならないのか、その点についてお伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  先ほど教育長が申し上げました原城跡での保存活用計画につきましては、今、議員が御指摘をされました整備計画の上位に来るような計画でございます。 ですから、この文化財保護法のほうが改正をされまして、活用についても、そういう整備計画等にも盛り込む必要があるということで、保存活用計画を策定することになったものでございますので、今お持ちの整備計画の上位に来る計画であるというふうに御理解いただければと思います。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  先ほども指摘いたしましたが、そういった中に盛り込んでいただいて、できるだけ駐車場等、それから資料館等を早期にやはり建設できるようにお願いをいたしたいと、このように思っております。 それから、課題については、先ほど市長も触れられました。なかなか地元の関心、こういったものが十分でないから、いろんなパンフレットとか、そういった情報の啓発等々の資料を作って行うんだということでございますが、やはり地元の皆さんに世界遺産に対する理解を深めていく、この重要性というのも私も非常に痛感をいたしております。 そして、私がいつも思うのは、本当にこの世界遺産に登録されてよかったと、市民の皆さんが思っていただくことが一番大切ではないかなと、このように思っております。このためには、どういった施策を行うか、これは非常に難しいことかもしれませんが、また重要な問題ではないかなと、このように思っております。 私も原城跡がある南有馬町に住んでおりますので、いろんな情報等を共有しながら、市と一緒になり、この課題に取り組んでいきたいと、このように思っております。 次に、新給食センター建設等に関する入札についてお伺いをいたします。 新給食センター建設に関しては、昨年、建築、電気、機械、厨房機器購入について、それぞれ入札が実施されております。今回、私は厨房機器購入の入札について質問をいたします。 まず最初に、厨房機器購入について、入札参加者の選考の方法と、どのような方が選定委員会のメンバーだったのか、また、選定委員会の委員長はどなただったのか、お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  伊藤総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  入札参加者の選考についてでございますが、建設工事につきましては、平成29年度に作成をしました共同企業体発注ガイドラインにより、参加資格要件である地域要件、総合数値や年間平均完成工事高を定めて実施をしているところでございます。 今回の案件に適用することについては、令和元年11月22日に開催しました競争参加資格委員会により決定し、市長の決裁を経て、その公告を市ホームページ及び掲示板に掲載をしたところでございます。 委員会のメンバーにつきましては、副市長を委員長とする、あと、総務部長、地域振興部長、建設部長、農林水産部長、水道部長、教育次長でメンバーを構成しているところでございます。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  委員長が副市長ということでしたので、副市長にお伺いをいたしますが、今回、日調が入札に参加することについて、選考の過程で選定委員会の中で異論はなかったのか、お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  特に異論はございませんでした。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  異論はなかったということですね。 それでは、次長にお伺いをいたしますが、この給食センターの建設については、平成25年三省設計事務所、長崎日調のプロポーザルで提案があっているとお聞きしますが、これは事実なのか、お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  プロポーザルで三省という設計業者のほうがしております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  いや、私が申したのは、三省と長崎日調のプロポーザルで提案があっているということをお聞きしたんですが、それは事実なんでしょうかということをお聞きをいたしているところです。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  大変申し訳ございません。 長崎日調はそのプロポーザルには入っておりません。以上でございます。(「入って……」という田中議員の発言あり)入っておりません。三省設計事務所がプロポーザルをいたしたところでございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  入ってないということでございますね。 じゃ、またお伺いをいたしますが、平成30年12月、新給食センターで使用できる器具がないのか、旧給食センターを日調の方が調査に回っているとのことを聞いたんですが、これは事実なのか、お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  そこ、ちょっと私は承知いたしていないところでございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  次長が承知していないということ、これは私の考えですよ、日調の方も、常識から考えて、古い給食センターに自分が一人で行ったりしないんですね。これは教育委員会の許可があったんじゃないかと、こういったことを聞いているんです。聞いていないということであれば、それでいいですけど、ちょっとそのことは確かめておいてください。 それから、作業部会ですね。基本設計を作成する前に、基礎となる打合せの機関だと思うんですが、8回、協議会が4回開催されておりますね。この8回全ての作業部会に、また3回の協議会に日調関係者、すなわち社員の方が参加しております。 この基本設計を作成する前、基礎となる打合せに係わった業者が入札に参加することについて、いかがお考えなのか、お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  私も作業部会で長崎日調さんがどこまで係わられたかということで、話をお聞きした限りでは、具体的に予算とか、設計の金額とか、そういうようなことについては全然タッチはされていないと、機種の選定についてだけ、いろいろ意見を求められてお答えされたというふうに、私のほうはお聞きしております。 ○議長(林田久富君)  ちょっと補足させます。教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  全員協議会でも御説明を差し上げましたけれども、作業部会では、厨房機器の熱源や方式、規格、配置などを検討する部会でございます。設計会社に同行していた事業者につきましては、機器の性能や特徴を専門的に説明するために同行をいたしておりました。 このため、この部会では、具体的にどこのメーカーのどの製品を採用するのか、そういう話をいたしておる部会ではないというふうに認識をいたしておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  問題がないというような答弁でございますが、お伺いいたしますが、この日調は作業部会で自社の調理機器を説明しているんです。そして、作業部会では日調からのみ見積りを取っていると思いますが、取ってないというような、今、答弁でございますが、私が聞くところでは、取っているというような感覚で今質問しているんですが、日調以外の業者から見積りは取られたのか、お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  ちょっと間違いがないように申し上げますけれども、落札した業者は長崎日調でございます。今、議員がおっしゃっている日本調理機の略で日調とおっしゃっているのかなというふうに、(「いや、長崎日調ですね。それは分かります」という声あり)落札した長崎日調の設計に必要な見積書については、長崎日調からは徴取をしていないというふうに聞いております。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  取ってないということですね。 じゃ、どの製品を使用するかというのは、その設計業者が判断することだと思いますが、これは、私は一業者から見積りを取ったということを聞いたものですから、他の業者から見積りを取ってないというのは、一般的に考えておかしいというようなことで、先ほど伺ったわけでございます。 それでは、別の観点から質問をさせていただきますが、作業部会、協議会には、設計業者の協力業者として長崎日調が参加していることは、先ほど紹介をいたしました。また、次長から頂いたこの資料にも、その参加者の名前が書いてございます。 これは、設計業者のアドバイザー的役割で基本設計、実施設計に関与しており、入札の情報を独占できる立場にあり、このことは、入札の公平性が図られず、競争入札を阻害するのではないか、このように私は思っております。 このような状況は、あくまでも一般論ですよ、一般論から見ると、公平な入札が行われなかったと言えるのではないかと、このように思っているところでございます。 それから、設計書の中の特記仕様書の機器使用共通事項には、長崎日調の製品の型式を計上しているのではないか、このようなことを私はお聞きするんですが、このことは事実なのか、お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  先ほど申し上げました、落札をいたしました長崎日調、この会社は製造業者ではございません。製造メーカーから製品の委託を受けて販売をしておる、いわゆる代理店でございますので、長崎日調の製造番号が入った製品というのは一切ございません。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  次長がおっしゃるように、長崎日調は製品を作るところじゃない、販売する業者というのは私も知っているんです。 それでは、もう一つの面から質問をいたしますが、今私が言ったことに、ほとんど関係ないということで説明をされましたが、入札に参加した業者によりますと、長崎日調の製品が設計書の中に記載があり、長崎日調の製品でないとそこに収まらないようになっている、このようなことを私はお聞きをしたんです。 もし仮に、これが事実とすれば、競争入札で、入札に参加する特定の業者の製品だけが適合する仕様書とすることは、他の業者の入札に対する活動を抑制することになり、特定の業者が明らかに優位な立場になり、公平な競争が排除された状態での競争入札がなされた結果、適正な競争が確保されていた場合に想定される過大な金額で、市と契約締結をすることになると思いますが、このことについていかがお考えなのか、お伺いをいたします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  先ほども申し上げましたけれども、設計図書に長崎日調の製品、型番が入っている製品はございません。 それと、ほかの業者が落札できることは可能であったのかというふうな感じでお尋ねでしたけれども、仕様書に厨房機器明細表、厨房機器詳細図、これがございます。それに掲載をいたしております調理機器の型式は参考品であるということや、同等品の規定や同等品の申請について記載をいたしておりますので、参加をしていただいた全ての事業者が落札することは可能でございまして、公正な入札が行われたと考えているところでございます。 ○議長(林田久富君)  田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  公平な入札がされたと、そういった答弁でございますけれども、私が聞くところによると、その業者の方がおっしゃるには、そういったことをおっしゃるんです。実際参加された業者の方がおっしゃるんですね。 地方自治法2条14項では、事務処理にあたっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない、また地方財政法では第4条第1項に、地方公共団体の経費は、その目的達成のため、必要かつ最少の限度を超えて支出してはならないと、このように規定もされております。 繰り返しになりますが、あくまでも公平な入札が行われたというような認識のようでございます。 今、私が紹介しました、このような事例で、学校給食センター厨房設備に係る訴訟が、ある市では起こされているんです。 この例を見てみますと、厨房機器一覧表には、ある会社の製品の品名、寸法、型式などが明記されており、その会社以外の2社も見積りを求められたので、見積書を作成、提出の段階で、2社に比べ、ある会社が有利な立場に立ったことは明らかである。このようなことから、不公平な取引の禁止の独占禁止法の趣旨に反するんだと、違法行為であると、その会社との契約の履行は違法な契約の履行、違法な公金の支出になることで、訴訟が提起されているんですね。 これは、あくまでも私の考えなんですけれども、今回の南島原市の入札ですね、先ほどいろんな答弁がございました。私も質問いたしましたが、非常に、先ほど紹介しましたある市との事例とよく似ているんです。そのようなことから、私もこの質問をいたしたわけでございますが、そこで、この設計書、特記仕様書、長崎日調の見積書、そのほかの会社の見積書、そういったものは提出していただくように、議長のほうで御配慮いただけないでしょうか。 ○議長(林田久富君)  ここでちょっと暫時休憩します。     午後0時00分 休憩     午後0時02分 再開 ○議長(林田久富君)  引き続き会議を始めます。 田中議員、質問をもう一度よろしいでしょうか。田中議員。 ◆3番(田中次廣君)  今、いろんなことで私も質問をさせていただきましたが、なかなか私が理解できるまでの答弁というのが頂けませんでした。この件については、数名の同僚議員からも質問がなされるようでございます。 また、入札が公平に行われたか調査されることを再度求め、これで私の一般質問を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  補足答弁を伊藤総務部長にさせます。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  先ほどの田中議員の質問の中で、説明をさせていただいたんですが、あれは一般的な建設工事の分でございまして、厨房機器の購入につきましては、参加資格委員会の後、同日に業者選定会議を開きまして、南島原市建設工事の指名基準に基づいて、業者を選定したところでございます。 そのメンバーにつきましては、副市長、総務部長、あと、事業担当課長及び管財契約課長で構成をしているところでございます。 申し訳ありませんでした。 ○議長(林田久富君)  これで、3番、田中次廣議員の質問を終わります。 ここで午後1時30分まで休憩いたします。     午後0時03分 休憩     午後1時30分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、7番、高木和惠議員の質問ですが、議選監査委員に対する質疑の通告があっておりますので、吉田幸一郎議選監査委員に出席をしていただいております。 それでは、7番、高木和惠議員の質問を許します。7番、高木和惠議員。 ◆7番(高木和惠君) (登壇) 皆さん、こんにちは。昼からの一番手です。 市民の代表者として、令和2年第1回定例会での一般質問を行います。一問一答方式を選択いたします。7番、偏西風、高木和惠です。 最初の質問です。 松本市長の政治姿勢についてお尋ねいたします。 まず最初に、施政方針について。私の感想ですが、今回の施政方針も、私たちはもう聞き慣れたことが多かったので、これは担当が市長に報告しているのかなというようなことを感じました。 それで、私が聞きたいことというのは、会計年度の任用職員制度の導入、これに非常に関心があるようなので、この辺のところを通告しております。予算編成はどうなっているのかということを通告しております。増額ということなので、増額の金額をですね。 それと、今、ちょっと私申し上げたんですが、この施政方針の中で、市長が述べられておりましたが、一番市長が私たちに言おうとすること、そこを選択して、何が主にしたいのかと、私たちにPRされることを何か一つでも挙げて、挙げられなければ結構ですが、1時間ばかりしゃべられた中に、あんまり目ぼしいことがなかったんですが、市長の思いを私も受け止めたいので、ここで説明をお願いします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、午後第一番目ですね、高木和惠議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は施政方針についてでありまして、最初に、会計年度任用職員制度の導入について、その金額はというふうな話ですが、令和2年度の当初予算編成では、地方自治法及び地方公務員法の一部改正により、令和2年4月1日から会計年度任用職員制度が施行されることを踏まえ、予算を編成し、今回の定例会に令和2年度当初予算(案)として提出をいたしております。 会計年度任用職員に伴う給与費の予算額と、平成31年度当初予算に計上した臨時職員の賃金及び嘱託職員の報酬を合計した予算額で比較をいたしますと、約8,000万円程度増額となっております。 それから、施政方針の中でいろいろ述べておるけれども、何を一番考えておるかということでありますが、施政方針で掲げた施策というのは、どれも重要なものであるというふうに私は考えているところであります。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  ありがとうございました。8千万ですね。 任用といったらなかなか分からないということで、分かりやすい言葉で申しますと、行政の会計年度というのは1年間ですね。任用ということを雇用に置き換えれば、雇用体制が変わったということですね。 それで、この雇用の場所、職種、どういうところの人たちが臨時職員とか、嘱託職員ということで、臨時職員には残業がつくのか、期末手当がつくのか、その辺のところもせっかくので分かりやすいように、これは市長じゃなくても結構です。総務部長ですかね、このことは。 ○議長(林田久富君)  伊藤総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  会計年度任用職員の職種で申し上げますと、一般的な職としては一般事務員、あと一般作業員というのもおります。それに、多いのは用務員、学校支援員、教育委員会関係ではですね。あと文化財の発掘作業員とかが教育委員会関係でございます。 あと、本庁部局で申し上げますと、保健師さん、栄養士さん、歯科衛生士さんとか、あと、すみません、教育委員会関係になりますけど、特別支援員の方、し尿処理の作業員の方、あと看護師さんなどが多い職種でございます。 それと、あともう一つお尋ねになったのは(「期末手当はどういう人に出るのか」という高木議員の発言あり)期末手当ですね。それは今まではありませんでしたが、会計年度任用職員になって、つくようになっております。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  今述べられたのをちょっとまとめて資料として提出を求めたいと思いますけども、よろしいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  一つずつ確認を、じゃ、しますね。 できますか。(「いやいや、後からでいい」という高木議員の発言あり)いやいや、だけど、確認をしとかないと、また後から出せる、出せないという答弁に……(「出せるよね」という高木議員の発言あり)(「一応、一通りは出せます」という声あり) それでは、そのように取り計らいをお願いします。高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  今、何で私がここで質問するかというと、私もよく分からないんですけど、時間外がどういう人たちにつくのか。委託にはつかないということですよね。だから、今、採用されている人たちが話を聞きますと、今ありましたよね、衛生局の作業員。衛生局は何かボーナスが出るということで、一番人気があるというような雇用体制で殺到したということなんですが、今回4月から、こういう人たち、任用制度、雇用体制が変わった、そういう人たちの人数というのが分かれば教えてください、何人ぐらいか、人数。 ○議長(林田久富君)  総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  令和2年度で会計年度任用職員として採用する予定は545人でございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  ここの庁舎の宿泊される人はシルバーからの委託者ですよね、雇用されている人はね。こういう人にはボーナスとか、時間外というのはつかないということで、分かりやすいちょっと質問をしたいんですけど。委託者にはもう委託費だけであって、ボーナスとか時間外とか有給休暇というのは関係ないんですよね。 ○議長(林田久富君)  総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  それは委託でございますので、あくまでも会計年度任用職員とは違いますので、委託にはつきません。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  すみません。これ、また思い出したら尋ねようかと思います。一応ここで閉めます。 それと、今、2番目の、市長は多分そういうふうな答弁だろうと思っておりました。あれだけ時間かけて読まれたんですけども、私、最初言ったように、職員が市長に対して、一生懸命自分が今からすること、したことを報告しているのかなと思ったんですよ。去年からずっと聞いていることばかりだった。 そこで、私は市長にお尋ねしますが、バイクの免許を返上した時にというのが、これは2回ぐらい聞いたんですが、結論出ませんでしたので、もう聞いておりませんけども、来年度のバイクの免許を返した人にはどうされるのかというのは、これは市長の決断で結構なんですが、もう出ているのかどうか。 それと、納税組合。私が一番思ったのは、この施政方針には、目ぼしいことがないけど、納税組合の廃止をされますよね、4月1日から、何でこれを書かなかったのかなと思うんですが、その辺のところ。 それと、市長が公約に上げていましたよね、保育料の無料化の推進ということで、国が3歳から5歳まで無料にされました。本市では、ゼロ歳から2歳児の非課税世帯を除く世帯は有料ですよね。ただゼロ歳から2歳児だったら有料なんですよね。だから、この辺のところも何回も聞いたんですが、なかなか、まだ検討まだ検討だったのでもう聞いておりませんけども、来年度どうされるのか。この辺のところも施政方針に載せてもらえば、質問しなくてよかったんですけども。はい、お願いします。(発言する者あり) ○議長(林田久富君)  市長。(発言する者あり)市長、どうぞ。(発言する者あり)市長に答弁をしてもらいます。市長。(発言する者あり) ちょっと注意します。質問者以外は私語を慎むようにお願いします。市長。 ◎市長(松本政博君)  バイク免許を返納された方に……、正式名称は……(「返納、免許証の返納」という高木議員の発言あり)(発言する者あり)(「言葉は選ばんで結論だけでよかと」という高木議員の発言あり)(発言する者あり) バイク免許を返納される方には、これまで自動車免許を返納された方にするようにしております。 この件については、高木議員が12月の議会の一般質問で、その件については触れるように出しておられましたですけど、その質問をされませんでしたので、その方向性はそういう時点で出しておったんですが、そういうことでありますので、かつてあなたが市民の皆さん方のいろんな思いを受けていただいて、発言をしていただいておりました。そういうことをいろいろ勘案しながら、するようにいたしております。 納税組合の件については、ちょっと待ってください。質問の趣旨を。(「ゼロ歳では、ゼロから2歳児」という高木議員の発言あり) 保育料のあれでしたね。これについては、これまで2子目以降を無償化するというふうなことできましたので、結局は、その対象にならないというのは、1子目の方々だろうと思うんですが、現段階では、今している方法で、その次の段階は、まだ今考えてはおりますが、結論を出す時期ではまだないというふうに私は判断をしているところであります。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  助けます。これは通告はしていませんでしたが、市長が何かおっしゃれば、言いたかったんですが、多分おっしゃらないだろう、みんな大事なことばかりということだったのでですよ。私にすれば、こういうのが大事だったんです。ありがとうございました。私はもう時間が足りないので、いつも聞いてなかったということはありました。 そのゼロ歳から2歳児の保育料を無料にしろと、私は市長に厳しく言ってはいないんです。あなたの公約でですよ、公約に保育料の無償化を推進していきますということだったんですね。そして、国が3歳から5歳、これが5千万ぐらい浮きましたということですね。残ったのが、ゼロから2歳児の非課税世帯を除くところだけが有料なんです。 これを私は市長に聞いたんですよ、あなたの任期中にはされるんですかと。それは考えていませんとおっしゃったので、冷たいなと思ったんですね。自分が公約に掲げておって、推進だから、4年間のうちにしたらいいのに思ったのに、打ち消しだったから。 でも、今の言葉で、今はまだ決断されていませんけども、ニュアンスが変わりましたよね、考えがあるということで。4年間の任期中にですよ、もう一番最後でもいいですよ、されれば結構と思うんですが。(発言する者あり)ちょっと待っとって。(発言する者あり)いやいや、言うていいですよ。ちょっと待っとってください。 私、そういう気持ちで聞いているんです。一回打ち消されたんですよ、そういう考えはないと。だから、聞いたんであってね。 それと、納税組合を今回廃止に、自治会長、「納税組合長の取扱いについて」ということで、自治会長さんも私たち議会もこれは知っています。だから、私のお金でこれ、チラシを出しているんですが、納税組合がなくなるとということで。だから、この施政方針の中で市長がしゃべってもらえれば、非常に私は助かったんです。だから、そこをなぜ入れなかったのかと言っただけで、ああ、忘れておったなら、それでも結構なんです。そう厳しく言っていないんですから。 時間の配分の都合上、私は言葉がちょっときついというか、早くもあるし、分かりやすい言葉でしゃべっていない。市長は表現力が豊かなので、優しい、傷つけないような表現になっておりますので、時間がちょっとかかるんですよね。私は機敏に返事をしてほしいと、結論を出してほしいということをお願いしたいと思います。さあ、どうぞ。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  先ほどの保育料の推進の件ですが、私、子育て支援の中で、保育料の無償化に向けての推進ということで言っております。そして、そういうことでありますので、2子目以降、半額であったものを無償化をしたということで、あなたがおっしゃるように、私は空言を、うそを言っているというふうな思いはありません。だから、無償化推進と言ったことについて、私はうそを言った思いは自分としてはないわけであります。全てを無償化してしまうということについては、まだそこまでは、今、ありません。 それから、納税組合を廃止する理由を施政方針の中で言ったほうがよかったんじゃないかということでありましたよね。(「廃止しますと言うている、理由は言わんで、廃止します。決めているんでしょう、廃止」という高木議員の発言あり)これは、廃止するという理由は、(「理由は言わんでも」という高木議員の発言あり)ああ、そうですか。それはもう廃止をいたします、はい。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  廃止をいたしますって、知っとるって、私たちは。だけん、施政方針に納税組合を廃止しますと言えば、みんな知っとかすとに。だから、それで私は自分で出しましたよということで。 市長はうそつきと私は言っていませんよ。市長は公約で保育料の無償化の推進て、公約は載せておられるから、それは公約だから、4年間の任期の中でしないといけないでしょうと言ったら、その考えはありませんと言われたので、ね、言っただけで、うそつきとは言っていません。私に言わないでください、うそつきと言うとらん。 それで、時間の配分がありますので、次にいきますよ。 次は、納税組合長、自治会長の取扱いについて。これですよ、本題は。 私も自治会長を2年間しました。これは、自治会長さんたちからいろんなことを聞かされるんですが、なかなかぴんとこないんですよ、実際自治会長をしていないので。だから、ちょうど私の番に回ってきましたので、自治会長をさせてもらって、私の自治会では、納税組合長と自治会長が今まで兼務だったんですが、私は進んで別々にしました。市長、聞いとってくださいよ。 そして、私たちが議会でもらった資料と自治会長会議で配られた資料が違っていました。これを見ると、事務スケジュールが、1月9日に市の自治会長連合会研究会で説明をされていますよね、1月9日に。私たち議会全員協議会で説明は、1月17日だったんですけども、これ、1月9日にどういう意見が出たのか、お知らせください。 ○議長(林田久富君)  川島市民生活部長。(高木議員の発言あり)高木議員、一応部長から答弁をさせます。川島市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  1月9日の日の自治会長連合会の中でどういうふうなお話があったかということですけども、基本的には、制度の改正に伴う市からのお話をし、自治会においては、その自治会自体が、今後、転入・転出等の取扱いについてどういうふうになっていくのかというふうなことについて心配をされていたというふうなことが大きなことではなかったのかというふうに思います。 納税組合については、その場では多分あんまり出なかったというふうに記憶をしております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  それは意見が出ないと思います。二つ報酬をもらっていた人が、どうしてやめるんですかというのは言いにくかったという話を聞いています。 1月9日、多分これは、何時から始まりましたか、会議が。自治会長研究会という会議は何時から始まりましたか、何人出席でしたか。何時からどこでですか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  多分3時半か4時だったというふうに思います。場所は南有馬のオアシスセンターで開会をされたというふうに思っています。(「それから、その先は」という高木議員の発言あり)その後は、全部会議が終わった後は、真砂のほうで懇親会を開催いたしました。(「何人でしたか、出席は」という高木議員の発言あり)人数はちょっとすみません、覚えていません。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  これは例年のごとくなんですよ。3時半から4時頃というけど、絶対これは懇親会ありきで、逆算してされるんです。前も私言いましたよね。女の人の集まりだったら、絶対この時間帯には会議はしません。会議は朝からですよ。これは懇親会ありきなんですよ、真砂でね。これは新年会と思いますよ。名前を変えれば新年会。ここには市長、副市長は参加されましたか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  参加しました。 ○議長(林田久富君)  副市長は。 ◎副市長(山口周一君)  私も参加いたしております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  そうなんですよ。非常勤の特別公務員でしょう、まだ。こういうところでやめておきます。 そして、今、納税組合長の納税組合を廃止するということに対しては意見が出なかった。 時間が進みますので、私も飛ばしてちょっと質問させていただきますが、納税組合を2020年から廃止する理由。今まであなたは、去年までは必要必要と言っていましたよね。必要性を上回る廃止の理由ができたんですかね、ということをお尋ねします。
    ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  これは、これまで市の特別非常勤職員として委嘱を行っていたところであります。これはどなたもご存じでありますが、このたびの地方公務員法の改正、これによって、特別職非常勤職員の要件が厳格化され、今度は、特別職非常勤職員としての任命ができないということになりまして、これまでのように納税の推進あるいは督励など、個人情報を扱うことができなくなるということで、令和2年度から納税組合を廃止するということにいたしました。そういうことであります。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  市長、納税率の向上には、納税組合長さんが非常に必要なんだと、絶対。あなたですよ。私が期待して、あなたが市長になった時にすぐ言ったんですよ。納税組合を廃止する考えはありませんか。即答でした。廃止しません。 私も頭にかちんときたので、議員ばしとってね、一番危なか問題に結論を出さないということで、私びっくりしましたので、また聞きましたよね。そしたら、検討する余地はあるとおっしゃいました。 その次に、検討結果を聞きました。もうこのことは3回聞かれますとおたくは言ったんですが、私はいつまでも聞きますよと言って、聞きましたよね。そしたら、検討委員会は内部で検討したと。 そして、その結果を聞きました。まだうちには納税組合長さんが必要ですと、私が決めましたと。ね。職員と協議した結果、その結論は私が出しましたと。まだ納税組合は必要ですと。それは納税率のために必要ということですよ。ああ、そうですか、やめないんですね、じゃ、どうぞと私言っていましたよね。 そして、アンケートを取ったりなんかで、私もちょっと分かっていましたので、苦しいんだなと思ったんです。そしたら、納税組合長さんにもアンケートを取られましたよね。 その前から、私は納税組合長さんにやっている報酬というのは何ですかと聞いているんですよ。納税組合長さんに報酬をやっていましたよね。これは何か知っていますか、あなたは。何のためにやるのか、知っていますか、知りませんか。知らないなら知らないと言ってください。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  それは納税組合長さんの納税の督励のためにいろいろお働きいただくことへの奉仕報酬に係わるものだと思います。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  そういう間違った考えを持っているから今のような答弁しかできないんですよ。 納税組合を廃止せろと、今度はあれで決まりましたか、今回。今回は、非常勤の特別公務員にしているんですよ、よそはしていないんですよ。だから、非常勤の特別公務員で、本当にその人たちが、納税組合長さんが督励をしたり、納付書を配っておればいいんですよ。結局は、納付書は自治会の班長さんたちが配っている。そして報酬をもらっている、納税組合長さんの個人の口座に行っているんでしょう。 だから、そこがね、お金をやんやったり、未納者に通知をしたり、未納者に払わんかと言わせたりせんなら、納税組合はあっていいんですよ。 だから、私、この前言ったでしょう。納税率がそんなに心配であれば、納税貯蓄組合を作りなさいと。ね。納税貯蓄組合法という法律があるんですから、それにのっとった納税貯蓄組合を作れば、それでいいんですよ、納税率。 今度は、納税率が下がるという心配はありませんか。あんた、心配があるんじゃないですか、市長は。はい、どうぞ。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  それは、市民の皆さん方が納税の意味というのは分かっていただいておるはずでありますので、その辺のところは十分それぞれ自覚して、市民の皆様方は対応していただくものというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  納税組合を廃止しようが、廃止するまいが、国民は納税の義務があるんですよ、教育の義務とか、教育を受ける義務とか。だから、納税組合長さんは--私が何回も言いましたよね、納税組合を廃止すれば、納税組合長さんに報酬をやらんでいいんですよと。 その時に、市民生活部長に納税組合長さんにやる報酬と郵便局で配ってもらうのはどっちがいいんですかと言いましたよね。その時には480万と出ました。納税組合長さんの報酬は1千万以上ですよね。どっちがいいと思いますか、節約のためにもと言ったら、そがんことば言うたってと、それが答弁でしたよ。そうだったんですよ。 今回ね、聞きますけど、あなたは納税率の向上には必要不可欠と言っていませんでしたか。言っていましたよね。確認したいと思います。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  納税組合長さん方が地域の市民の皆さん方の納税督励をしていただく、その意味合いは、私は十分あったと思っております。そういうことで、納税組合長さんはお働きいただいてきたものというふうに捉えております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  納税組合長の督励ってどういうことか知っていますか。督励て、どういうことをされたんですか、督励。名前じゃなくて、説明して、督励。知っていますか、督励。知らずにしゃべっていたらつまらんよ、そんなことは。うそだ、それこそ。督励。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  督励の一例は、2年か3年前に、6月の最初の日曜日に市民一斉清掃があります。ある所に行きました。それが終わった段階で、自治会長さんか納税組合長さんか、兼任をしておられる方だったと思うんですが、皆さん方を前にして、納税については、皆さん方、市民の責務として納めるようにお願いをしますと。あ、こういう形でも督励をしていただくんだなというふうな形で、その時ありがたく思ったことを、今も、また過日も思い出したりしながら、今日まで来たところであります。いろんなそういう形も含めて、納税組合長さんは、していただいてきているというふうに認識をいたしております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  その人は納税組合長ですか、自治会長ですか、今、市長の言っている人は。加津佐の人ですか、言ってください。誰ですか、その人は。自治会長ですか、納税組合長ですか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  そこは、自治会長か、納税組合長だけなのか、ここではあれですが、(「言えない」という高木議員の発言あり)多分両方兼任をされている方であります。(「そうでしょう」という高木議員の発言あり) ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  だから、私は分けました。 ここで言いますけど、南有馬の自治会長は全員が兼務なんですよ、納税組合長と。二つの報酬をもらっていますよ。そして、口之津も全員25名が全員、加津佐は1人だけが納税組合長を外れて、全員なんですよ。 だけん、私、分けたんですよ。督励とは、納税組合長さんがする督励、これは納付書を筆頭者に、筆頭者じゃない人にやったら駄目、筆頭者に、あなた絶対納めてくださいねって、それを言って手渡しするのが督励そうなんです。うちの自治会で、納税組合長はポストに入れて行った。駄目だと、手配りせんばと、あれ。督励というのは、払ってくださいねと言ってやるのが督励と。 それで、辞めますと言って、辞めましたよ、私たちの自治会で。納税組合長を辞めますと、回り切らんと。ね、5軒、6軒とか数の少ない所ならまだしも、口之津なんか25人しかいらっしゃらないんですよ、納税組合長さん。そしたら、今度……。 時間がないので移ります。 納税組合については、非常勤の公務員の規定はないと私は思うんですが、市長は、地方公務員法は非常勤公務員について規定していますけど、納税組合について何か言っていますかね。これも市民生活部長に聞こうか。はい、市民生活部長。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  すみません、もう一回お願いします。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  あのね、市長は今まで、今のさっきもおっしゃったんですが、地方公務員法の改正で非常勤の公務員について規定があるからということだったんですが、納税組合を廃止しないといけないような規定じゃないですよね。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  今回の地方公務員法の改正におきましては、今まで地方公務員法第3条第3項第3号に、「臨時又は非常勤の顧問、参与、調査員、嘱託員及びこれらの者に準ずる者」というふうに書いてあったんですが、ここに「専門的な知識経験又は識見を有する者が就く職であつて、当該知識経験又は識見に基づき、助言、調査、診断その他総務省令で定める事務を行うものに限る。」というふうに変わりました。 これによって、厳格化されたことによって、納税組合長においては、非常勤の特別職ではないということで判断をいたしております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  市民生活部長、報酬の意味も教えてください、報酬。どういう人に出すのが報酬。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  報酬というのは、基本的に給与でありませんので、給与以外の非常勤の特別職の方に報酬という形で出します。 ◆7番(高木和惠君)  報酬はと。報酬の意味を聞いているんだって。対価と言わないでしょう。報酬の意味を聞いている。非常勤にやっているから報酬ですか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  だから、非常勤の特別職に支払うものが報酬です。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  苦しいんですものね。あなた今までずっと突っ張っとったけんね。そこなんですよ。報酬は仕事をした対価なんですよ。ちょっと言い換えれば、日当と私は言いますよ。仕事をした者しか日当もらえないでしょう。それがはっきりしないところが、この納税組合とか自治会なんですよ。だから、本人が仕事をしとらんとに、報酬ばやりよったでしょう、個人の口座、個人に。 結局、あなたたちが未納通知書ばやって、催促ばさせたりなんかしいよったけど、これも個人情報でしょう。個人情報を垂れ流しと言っていいかどうか分かりませんけど、そがんとが心配になって、自分たちがしいよることは分かりながら、今まで意地を張っていた。しかし、そういうことまで出てきた。今がチャンスだなと、それに引っつけて、正当化して説明している。 全く違うでしょう。納税組合はつくっていいんですよ。納税貯蓄組合をつくればいいんですよ。どうですか、市民生活部長。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  今、南島原市である納税組合と、今、高木議員がおっしゃっています納税貯蓄組合というのは基本的に違うので、貯蓄組合というのは、組合の(「よか。そがんと要らん。知っとるけん」という高木議員の発言あり) ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  大体、納税貯蓄組合を作って、納税貯蓄組合法という法律に基づいて、それの脱法行為が納税組合だったの。ね。納税組合長さんにお金をやってもいいとは載っていないですものね、納税貯蓄組合の場合はね。 だから、それがまかり通っているけども、是正されてきているんです。雲仙市も島原でも廃止されているんですよということを何回も言いました。これは誰が決定を、結論づけたんですか、市長。この納税組合を廃止しようじゃないかと。 これですよ、納税組合があっとってね、納税率はもう反映していないんですよ。自治会にお金をやる、その計算の中に、納税率は今度は反映しない。納税組合はそのままあって、納税組合長さんは仕事は、さっさんとに報酬ばやって、これが1千万以上ですよ。 今度、これを理由にして、郵便局に配ってもらえば、約500万で終わるということで、結論を出したのはあなたですか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  まあ、そうでございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  ああ、そう。分かりました。そげん早く結論を出してもらえばね、次に進みますので。 実は、自治会長さんを今度は委託者とすると、これは委託契約を結ばれるんですか、市長。自治会長と委託契約をするんですか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  そうなると思います。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  そう。なると思いますって。そうですって。あなたがトップなんですよ。契約を結ぶんですね。はい、分かりました。 市民生活部長、また手ば挙げる。今言ったばかりでしょう。市民生活部長がね言わにゃんとですよ。違う説明をしたものね、私たちの自治会長の説明の中で。そげんことはもう言わんでよか、時間の足らんけん。市長が執行権者やっけんですね、そがんうそば言うたらつまらん。 そして、私が聞きます、今から。 自治会長の報酬というのは幾らか知っていますか、市長。自治会長の報酬、幾らか知っていますか、全体の。知らなければ、知っとる人、答えてやって。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  自治会長の報酬は全部で4,500万程度です。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  27年度ぐらいまでは4,800万あったんです。合併した当時は4,900万ありました。今おっしゃった4,500万ぐらいです。市長、4,500万。納税組合長の報酬は1千万ぐらいだったんですね。 それを今度は郵便局にさすということですけども、この自治会長さんの仕事というのは、先ほどと一緒で配布物を配布する。しかし、これは自治会長さん一人で配布していません。しかし、自治会長さんに金が行きます。いろいろ私聞いているんですが、自治会次第では、自分の報酬を分けてやるという話も聞いています。全くやっていないところもある。 私は、次の質問にいきたいので、結論を出したいと思いますが、今、このポスティングというのを私は渡しました。皆さんに配ってもらいました、ポスティング。今、自治会に入っていない人に、議会だよりとか広報紙、総務部長、あなたは企画におったけんよく分かっとらすと思うけど、その広報とか何とかそういうのは、自治会に入っていらっしゃらない人にはどうなっていますか。取りに来てくれろと言っているということですけど、今もそうですよね。 ○議長(林田久富君)  総務部長。 ◎総務部長(伊藤幸雄君)  もう今は担当が代わりましたので、違うかもしれませんが、そのようになっていると思います。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  そがんひねくれんで、あんた、もう最後でしょう、3月で。一生懸命あんたにしゃべらせようかと思っとっとばってん、時間がなかなかそっちまでいかない。あんた最後だから、ぴしゃっと言うて終わらなにゃですよ。おかしかとよ。今までうそばかり言わせられとったもんね。 取りに来いと言うということですよね。しかし、この広報紙でも議会だよりでも見てほしい、私たちは、全員に。自治会に入っとらす人は配りよらすけど、ほかの人には取りに来いということなんですよ。 ポスティングといったら、これを入札ですれば安いんです。安いと思います。そしたら、これが全家庭に行くんですよ、全世帯に。このことを言いましたよね、西有家の自治会長会議の時にね。 私が言ったのは、それと、今度、保険が掛からないと。保険が掛からないけども、自治会長さんにはほかの保険をつけますと言うけど、自治会長さんが一人で配りよらすなら分かるけど、ほかの人に配らせている状態があって、何でそういうことをあなたたちはするのかですよ。 せっかく、市民サービスは、のっかるんですけど、市民サービス部に来たんでしょう、部と言わないのかな、市民生活部に来たんですよね、自治会のこともね。そしたら、あなたの知恵でまともなことに改正してくださいよ。保険でも何でもやはり現場の人たちに保険を掛けるように。そういうことについて、ちょこっとしゃべってもろていいですか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  まず、保険の件ですけども、この件については、この間の西有家の自治会長会議の時にもお話をしましたが、今検討中でございます。 今の自治会においては任意の保険に入っていらっしゃるところと、入っていらっしゃらないところといろいろありますので、その辺も含めて、どういう形で今後したらいいかという部分については、今検討をしておりますので、もう少し時間を頂きたいというふうに思います。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  あのですね、検討中ですって、もう時間は進んでいるんですよ、時間は。自治会長じゃなか人が配りよらすとですよ、今までも。それで保険はないんですよ。公務災害はついていません。だから、そういうのを一緒にせんば。せっかく今度改正するんでしょう。それを自治会長さんに委託しますと。契約は交わしません。そしたらどうするんですかと、委託を拒否することもできるのかなと思って、そういうことを聞こうと思っていたけど、市長が委託契約を結びますとおっしゃったので、それは聞く必要がなくなりました。 うちの説明をした本村課長ですか、あの人は全く、私が質問しようかと思ったら、最初から委託契約は交わしませんという説明から入りましたよね。市長はびっくりしとらすけど、すみません。 給食センターにいきます。 さっきからこのことを聞いておったんですが、給食センター。 教育次長、この前のことを聞きたいんですが、あなたは三つ入札をしますということで、私とちょっとかみ合いませんでしたよね。 現在、今、令和元年ですけどね、令和元年の新給食センターの工事費の総額を聞いたんですが、債務負担行為の金額て幾らか分かりますか、令和元年のね。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  債務負担行為につきましては、13億8,872万円であるというふうに認識しております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  教育次長、債務負担行為とはということで、債務負担行為を説明してもらえますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  債務負担行為とは、歳出予算の中で継続費あるいは繰越明許に含まれているそういう歳出金額を除いて、将来にわたって債務を負担する行為だというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  何で調べましたか。文章が同じですけど、広辞苑で、スマホで、何で調べた。まあ、よか、よか。 そしたら、私は1月に入札があるかなと思っていたんですが、あなた今、私も手元にありますが、入札をしていますよね。三つの入札の総額て幾らですか。 分からん。じゃ。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  あなたが私に前回言いましたよね、20億6,620万。この20億6,620万というのは何の金額ですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  令和元年度の補正(第2号)と債務負担行為の金額を足した金額ではなかったかなというふうに記憶しております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  あんた今、債務負担行為の意味を言ったでしょう。ね。私は20億6,620万が債務負担行為と思っていたんですよ。何ですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  大変申し訳ございません。20億6,620万円につきましては、建築主体工事とか、あるいは令和2年、まだ全然(「それは何ですか」という高木議員の発言あり)それは全体の金額ですね。給食センターを建設する分の厨房機器等を含めたところの金額が20億6,620万円でございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  だから、それが債務負担行為と私は思っていたと、給食センターの必要な予算かなと思っていたんです。 それで私、言ったでしょう。あなたは三つ、三つと言ったけど、三つの総額は15億5,120万だと。だから、20億から15億5,120万を引いた残りで、もう一つ何か入札をするんですかと私聞いたでしょう。何の入札ですか、いっちょん意味が分からないと言いましたよね。 大体、その20億というのは債務負担行為じゃなくて、何の金額ですか。自分たちが足した金額でしょう。ね。それは債務負担行為ばしとかにゃんでしょう。していますか。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  その20億6,620万のうち、先ほど申し上げました13億8,872万を債務負担行為をしておりまして、それ以外の額については、まだ予算計上あるいは債務負担行為もしておらないところでございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  だから、おかしいて。13億しか債務負担行為はしとらんとでしょう。それは、いつからいつまでの債務負担行為ですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  令和3年度までの(「何年から」という高木議員の発言あり)令和元年度からですね。(「令和2年度と書いてある」という高木議員の発言あり)失礼しました。令和2年度からです。 ◆7番(高木和惠君)  ほら、あなた、見てしゃべっているでしょう。あんたたちが作ったんでしょう。 そしたら、入札の合計は15億5,120万の40%が6億2,048万だったんでしょう。ほら、13億円オーバーしとっとん。 そして、また12月に厨房のとも何も入札はすると言うとらずに、厨房もしとっじゃなかね。厨房の予算てどこかにあるんですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  厨房機器につきましては、その債務負担行為の中に入ってございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  債務負担行為は来年度のとでしょう。令和2年から令和3年度のとが13億でしょうもん、債務負担行為ね。厨房は入札しとるじゃなかですか。(「それは分かっている」という声あり) これはどこにあるんですかって、あなたは、じゃ、この前あなたは言うたとよ。20億円の中に--読みましょうか、あなたがこの前説明したんですよ。どれだったかな、ちょっと出てこん、読むなということやろか。 あなたは訳ん分からんことば、私は言うたでしょう。口之津の埋立て工事、あそこで勉強しましたと。今までは単年度だから、執行残がそのままもう執行残としてね。今度は債務負担行為だから、1年から3年まではこのぐらい予算がかかると、予算を計上したのを省きなさいと、あんた今読んだでしょう。 でも、予算計上はしていないでしょう。予算を計上しているんですか、厨房とか。あんたが予算計上をしとっとは6億2千万だけでしょう。6億2千万は40%だから、せえにゃんわけですよ。もう払わにゃんけん、入札ばしたら。 入札したら払わにゃんけん、それは予算化せえにゃんけど、債務負担行為というのは、予算化はしなくてもいいわけですよね。これだけの事業費が要りますよということですからね。これね、繰越しがでん。(「分かっていない」という声あり)分かっとらんけん、いよっとやろもん、今。 ○議長(林田久富君)  ちょっと暫時休憩します。     午後2時21分 休憩     午後2時27分 再開 ○議長(林田久富君)  会議を再開します。高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  9月議会での答弁は、私たちの勘違いでしたということでしたので、勘違いじゃなくて、うそを言ったから、私が勘違いしたんです。そこは言っておきます。うそを言うたから勘違いしたね。 今回、入札が出ていますよね、承認するかせんかという入札が出ています。 そこで、頼みますけども、見積り業者が何名の人から見積りを取ったのかというのは3業者と聞いているんですけど、副市長にお尋ねします、何業者から見積りを取られたのか。日調さんのと。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  3業者からというふうに私もお聞きしております。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  その名前は発表できますか。 ○議長(林田久富君)  副市長。
    ◎副市長(山口周一君)  名前は分かっておりますけども、公表は控えさせていただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  私は名前を聞きたいなと思った。何でかといったら、10業者のうちに2業者が不参加と辞退をされているんです。この人たちが何か不正ば見抜いて、やってられないと思って不参加だったのかなとちょっと思ったんです。だから、隠せば--私は何てなかとです。事実を知りたかから、その名前を、もう済んでおるんですからね。 そして、朝の話を聞いとったら、日調さんが、東京の日調さんと長崎の日調さんというのは、これは別々の人ですよね。誰に聞けばいい、別々ですよね。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  おっしゃるとおり、全く別の会社でございます。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  しかし、作業部会の中で、何かボイコットしたと、審議が進まんやったということで、結局、東京の日調さんを長崎の日調さんが呼んで来て、その現場をこの調理器具が使えるか使えんかというところを見て回られたということについて、あなたは存じていませんとおっしゃいましたよね、午前中。ですよね。もう一遍聞きます。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  はい、承知しておりません。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  じゃ、東京からわざわざ呼んだと。それで、長崎の日調さんが呼んだ東京の人、その人が勝手に回られますか。教育委員会の許可がなからんば、回られんと思いますよ。それは誰が許可ばしたか、勝手にその東京の人が回ったかどうかというのは、これは調査してください。分かります。返事ばしてください。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  詳細につきまして、調べたいと思います。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  入札の中に、私がうわさで聞いたんですが、長崎の日調さんが落札されていますよね。何か、こういう作業部会に来ている人を入札に入れませんよね、入れますよねという、そういう質問があってましたよね。そしたら、基本的には議員のおっしゃるとおり、入札には入れられませんということでしたよね。基本的じゃないことがあるんですかと言ったら、見積りば取った業者も入れますということだったんですね。 そしたら、その見積りを取った業者を入れるか入れんかというか、何かカモフラージュしてね、もしかすれば入れられないかなということで、替え玉みたいな感じでね、入れらすやろうとか、そういう噂を聞いたんですね。 この長崎日調さんというのは、県下のこういう給食の建設のときには、絶対ここのとをみんな納めているという話を私も聞いたんです。だから、ああ、みんな一生懸命いい質問をされているんだなと、こう思ったんですが。 本当に不正がなければ、私はいいと思うんですが、これ、前の市長がああいうことがあったので、市長が入札の監視委員会をつくっておられますよね。ここで、今のことを調査してもろていいですか、監視委員会のメンバーに。はい、早う。市長の諮問機関です。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  別段、それは可能と思いますけど。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  可能は知っとります。可能は知っとるけん、こいだけのいろいろ問題があるんですけども、そこに議会ばもう一回再現して、本当に調べてくれろと市長から言ってもらえませんか、そこに。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  いや、そういう機会は持っていいと思っておりますので。 ○議長(林田久富君)  高木議員。 ◆7番(高木和惠君)  すみません、また時間がありませんでしたけども、島原広域圏のところで口之津の消防庁舎を、今度、分署を広域圏で建てるんですけども、南島原市ではこの場所というのは一応決めていますよね。船員センターの跡のにき、あそこも解体していますけど、あの辺の所を決めていますけど、この位置の問題について、市長の考えを伺いたいと思います。 これは、市長も向こうの副管理者ですから、何で私がこういう質問をするかということは分かられていると思います。 それともう一つ、市民の声で、一時所得について介護保険が引上げになる、年金が減少することについて、市長の考えをですけども、これはもう市長の考えでじゃなくてもいいですけど、担当の説明をお願いします、詳しく、段階をね。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  消防署の口之津分署の建て替えの件について、高木議員も広域圏の組合議会の議員でありますので、この件については、同じように認識はしていただいているというふうなところで御質問を頂いていると思うんですが、これについては、広域圏組合消防本部において、現在の口之津分署とそれからそこの後ろにありました口之津の船員福祉センターを取り壊しておりますが、その敷地を合わせた用地を建設場所として事業を進めているというところであります。 南島原がそこに決めているというふうな表現でございますが、現在、手前に消防分署がありますので、そこは適地の一つとして提案はしたと、提案と言いましょうか、ここもどうでしょうか、という部分は現実にありました。 建設予定地は、地盤が軟弱ということで、基礎ぐい等の施工に事業費がかさむということで、27年に建設した布津分署に比べれば事業費が高額になるということで、消防本部において、令和2年度の建設事業費の予算計上を見送っているということでありまして、設計内容を精査して、その後どうするかということで、そういう状況の中で、消防本部の精査の結果を今待っているというふうな状況であります。 ○議長(林田久富君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(林田充敏君)  介護保険料の決定についてですけれども、この事業につきましては、議員さん御承知のとおり、半島の広域圏の組合で事業をやっているわけですけれども、この介護保険料につきましては、65歳以上の方の負担金、それと40から64歳までの負担金の中で事業が成り立っております。 介護保険料は、その65歳以上の方の介護保険料というのが、10段階ございまして、2万9,300円から最高10段階で13万2,600円の10段階に分かれております。ただ、この介護保険料というのが、年金のほうから天引きされて引かれることになりますので、実際、年金が下がることはございませんけれども、先ほど一時所得とかとおっしゃられましたけど、例えば、田畑を売買された時、譲渡所得等についても合算して算定をされますので、そこでぽんと介護保険料が高くなって、それが確定した後に、そこから天引きされるものですから、結果として、手取りの年金額が減ってしまうというようなことはございます。よろしいでしょうか。もっと詳しくですか。 ○議長(林田久富君)  高木議員、締めてください。 ◆7番(高木和惠君)  すみません、ありがとうございました。 市長のことで、ちょっと一言ですけど、私はこの場所が一応そうふうに提供されたと。しかし、そこに予算がかかり過ぎるという話がありますけども、市長の意思として、どこでもいいという考えなのかというのをお聞きしたかったんです。 それを、今、監査委員さんは広域圏の議会運営委員でもありますので、聞いとってほしいなと思ったんですが。どこでもいいんですね、そしたら、広域圏にお任せということですか、市長の考えはね。それでいいですかね。なければ言うとってください。 ○議長(林田久富君)  いやいや、もう答弁はなし。締めて。高木議員が締めて。終わり。 ◆7番(高木和惠君)  じゃ、もう締めます。 いいですか、市長。市長はもうお任せですね、広域圏にですね。 これで、私の一般質問は終わります。ありがとうございました。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、7番、高木和惠議員の質問を終わります。 ここで午後2時50分まで休憩いたします。     午後2時38分 休憩     午後2時50分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 吉岡巖議員は早退されました。 次に、5番、小林知誠議員の質問を許します。5番、小林知誠議員。 ◆5番(小林知誠君) (登壇) 5番、日本共産党の小林知誠です。私は一問一答式で質問をいたします。 今回も三つの給食センター、龍石、口之津、深江、この方式が、1、子供たちに安心・安全でおいしい給食を提供できること、2、できるだけ多くの納入業者のなりわいを保障できること、3、センターで働く人の雇用を確保できることであることを中心に一般質問をしたいと考えていましたが、2月7日の全員協議会で、教育委員会から新給食センターの進捗状況の説明がありました。内容は入札の件でありました。素人の私にとってもこれは問題があると思われるものでした。 そこで、一般質問の順序を、1の次に6、給食センターの物品購入、入札についてに変更したいとお願いしたいと思います。許可をよろしくお願いします。 ○議長(林田久富君)  はい、どうぞ。 ◆5番(小林知誠君)  それでは、1番、口之津及び深江の給食センターは、今後も児童・生徒に給食供用できることを確認したいと思います。 2019年12月5日の深松次長との間では、今後も深江と口之津の給食センターは、給食の提供ができることを確認しました。しかし、時間がなくて、市長、教育長に確認ができませんでした。次の4点を述べて確認をしたいと思います。 1番、平成21年3月31日から学校給食管理衛生基準が告示されてから現在まで給食供用を継続している。2番、これから龍石センターができるまで給食供用を続けること。3、島原市、雲仙市は、これからも今の施設で給食供用を続けること。4、口之津及び深江の給食センターで給食供用をしてはいけないという法令はないこと。これらを理由にして、深松次長と同じように、市長と教育長に今後も深江と口之津の給食センターは供用できるということを確認したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、小林議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、口之津及び深江の給食センターは、今後も給食提供ができることを確認したいという趣旨だったと思いますが、現在も給食を提供しておりますので、できないことはないと考えております。 しかしながら、現状の施設は、国が定める学校給食衛生管理基準やアレルギー対応指針に適合しておりませんので、この基準に適合した施設で学校給食を提供したいと考えているところであります。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  前回の定例会で、前回と言いますのは12月5日の深松教育次長が答弁したとおり、深江、口之津給食センターと新給食センターを併用して3センターで運営する場合、深江、あるいは口之津のどちらかの給食センターと新給食センターを併用して2センターで運営する場合、このような複数センター方式の場合には、国が定める学校給食衛生管理基準やアレルギー対応指針を満たしていない状態が長く続くことになります。 また、複数センター方式の場合、新給食センター建設費を抑えることができるものの、施設全体の運営費が高くなり、複数センター方式による経済的な効果が低くなるということになります。国が定める学校給食衛生管理基準やアレルギー対応指針を満たす適切な施設設備で給食を提供できるまでの期間が最も短く、かつ建設費と施設の運営費を考慮した経済的な効果が最も大きいのは、1センターでございました。 このようなことから、1センターとすることが適当と判断したところであります。以上でございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  また、この前と同じような繰り返しをなさっています。私は、もう繰り返し繰り返し深松次長とやったんです。だから、端的に深江と口之津の給食センターは今後も使って、給食の供用ができますねと、ここだけです。できるかできんか、一言で言ってください。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  先ほど市長も言いましたように、できないことはないというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  市長も同じですね。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  はい、先ほど言ったとおりであります。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  分かりました。 今使っている深江給食センター、口之津給食センターも、今後もあそこを使って給食が提供できるということを確認しました。 それで、次、変更して6番に移ります。 1月7日に教育委員会から、急に新給食センター建設の進捗状況についてという説明があって、その中で、物品購入の入札というのがありました。 そこで、この中で一番入札制度について詳しく分かりやすく説明できる方に、入札制度について説明を願いたいと思います。向こうの表を使われても結構です。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  小林議員の質問に答えられるかどうか分かりませんけども、私が知っている限りで答弁させていただきます。 まずは、公平を保つこと。それから、含みまして参入の機会を平等にすること。それから、公平適正であること。重なるところがあるかも分かりませんけれども。ということで、私はそういうふうに理解しております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  副市長、それでは市民の皆様は分からないですよ。入札制度はどういうもので、どうするのかということをもう少し具体的に、あの表を使って今度僕が説明するんです。だから、入札制度について。今おっしゃったのは、それは入札制度を行う上での注意事項というか大原則、そういうものだったんです。 じゃなくて、入札制度というのはどういう、今、有家小学校もできていますけれども、今、問題は給食センター建設ですから、この給食センター建設についてを土台にして、今、テレビで聴いていらっしゃるんです、多くの市民の皆さんが。だから、市民の皆さんに分かるように、学校の先生のように説明をしてください。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  入札制度にはいろいろございまして、一般競争入札、それと指名競争入札、それからベンチャー方式の入札、それとあと総合評価方式のこの4通りがあると思っております。(「随契もあるし」という声あり)はい、そのほかに随契という契約もございます。(「どういう順序でするか」という小林議員の発言あり) まず、入札は、一般的に起工というのをやります、起工ですね。起こして工事をするという起工です。その起工という作業をそれぞれの原課がいたします。それぞれの課でこういう工事をやりますというふうな予算を踏まえた上で設計書を組んでやります。それが起工と言います。それに基づきまして、管財契約課のほうに、決裁になったら、こういうことで起工しましたので入札をお願いしますと、入札の申込みをします。それで、入札の関係の委員会を開きまして、業者を選定して、入札をするというふうな、そういうふうな手続になっていくと思います。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  あまり早かったので、僕もちょっと理解ができんとですけど、南島原市では、その工事をする、担当する課が起工すると。それを、その次の部分で設計をするんですかね。そして入札。そこ、もうちょっと詳しくお願いします。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  まず、先ほど起工というのを申し上げましたけども、そこの段階では、工事の設計書を含めて、工事をこういうような格好でやっていきますというふうな格好で起工いたします。その中に設計書も入っております。当然予算額も入っています。 それを管財契約課のほうに、要するに契約担当課のほうに申出をしまして、そこで入札の諸手続をすると。その中には、業者に対する通知だとか、それから、いつ工事をするかとか、その設計書はどこどこにありますので取りに来てくださいとか、そういうことを告示をして、それに基づいて入札をするということになっていきます。大体そのくらいでよろしいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  もう私も3回聞いたので、100点じゃないんですけど、市民の皆さんどうでしょうかね。 まず、設計書、起工して設計して、予算を作ると。その課があって、次、管財契約課に持っていくと。それから、その次に入札の方法を作って、その後、業者のほうに知らせると。そうすると、今度は業者のほうが私もかたしてくださいと来るわけですね。 その時に大事なことがいろいろあって、入札の時に守らなきゃいけない原則、これをもう一回言ってください。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  まずは、機会を平等に与えることが大事じゃないかというふうに、機会の平等ですね。それといろんな意味で公平・公正を保つということ。それで、手続が明確であることです。手続ですね。そういうことが大事じゃないかというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  大分、分かりました。 それで、今度の新学校給食センターの落札結果というものをもらいました。それを市民の皆さんに分かるようにということで、私が抜粋して、あのようにまとめました。 項目が、建築、電気、それから機械、厨房となっております。その次に、落札業者が書いてあります。落札額が、建築が5億9,500万円、電気が1億9,626万円、それから機械が5億1,340万円、厨房機器が4億1,400万円。その右のほうが予定価格なんですけど、この予定価格というのは市が作るんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  設計書に基づいて予定価格を設定いたします。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  分かりました。 これは私が勝手につけたんですけども、予定価格に対しての落札額。だから、落札額を予定価格で割ったこれを落札率と考えていいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  基本的にはそうでございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  そうすると、建築が95.5%、電気が90.5%、それから機械が90.4%、厨房が99.6%と非常に高いんです。僕もこれを見て、え、何じゃろうかと思ったんです。それちょっと疑問を持ったんで。 それで、伺いたいんですけども、この落札率が低いと入札執行残が多い。逆に、落札率が高いと入札執行残が少ないと、こうなるんですけども、この入札率が高い場合、低い場合において、市の財政にはどういう影響を与えるのでしょうか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  基本的には執行残が起こると、出てくるということになると、その執行残に基づいて附帯するほかの仕事もできるというふうな格好になってきます。また、そのまま繰り越すと言いますか、未執行ということで残すこともございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  素人の考えで言いますと、落札率が低いと市のためには自由に使う金ができると。市のために、市民のために使う金ができると、このように考えていいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  そのとおりでございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  これも素人考えですけど、そうすると、4社の中で一番高いのが長崎日調です。これ諫早にある会社ですけども、ここは99.6%で、だから市に残る金というのは172万円しかなかわけね。そうすると、長崎日調は、これは笑いが止まらんだろうというふうに、僕は素人としては考えるんです。何でこういう高い、99.6%の高率が出るんだろうかと。何かあるんじゃなかろうかと素人としてやっぱり疑うんですよ。 そこで、ちょっとこれから外れるんですけども、市教育委員会からもらった、これをもらいましたよね、作業部会と協議会の資料。これをもらって、ちょっと確認したいんですけども、協議会と作業部会について伺いたいと思います。 この二つの立ち位置ですね。次のように理解していいでしょうか。 協議会というのは、作業部会で話し合われたことを協議し、決定すると。ここに決定すると書いてありますので、決定すると、このように理解していいか。 中にはとにかく詳しく協議をされております。釜をどうするかとか、部屋の大きさどうするかとか。だから、作業部会というのは、設計に関する必要事項を検討する場であり、各種厨房機器のサイズや設置場所、各部屋の位置や広さ、給食提供に係わる全ての動線--動線ということも出ております--トイレや手洗い場の形状や数、食器・食缶の形状など、細かなところまで検討するところだというふうに理解していいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  今、議員がおっしゃったとおりでございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  今日、朝からの田中議員の質問でもあったんですけど、この南島原市の新学校給食センターを建設する協議会、それから作業部会に、この厨房機器を落札した、これはもうはっきり言っとかんとまた言われますかね。株式会社長崎日調の代表取締役社長の萩原悟さんが、30年3月22日の第2回協議会--これを調べたんです--それから、令和元年9月2日の第4回協議会、次に、平成30年1月5日の2回作業部会、30年1月31日の第3回作業部会、それから30年2月9日の第4回作業部会、平成30年3月6日の第5回作業部会、平成30年5月17日の第6回作業部会、それから平成30年6月13日の第7回作業部会に出席をしております。このことを教育長はお認めになりますか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  二つの協議会と準備委員会は所管が違いますので、私の所では準備委員会の所管が教育委員会になっておりますので、そのところはそのとおりというふうに思います。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  評議委員会と作業部会について話をしましたよね。この二つについては、教育委員会はタッチしていないんですか。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  私どもの所管の配下にありますのは作業部会です。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  そうすると、この協議会は全然タッチをされていないんですか。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  私は、自身が両方の会議に出席するということは一度もございません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  僕は、教育長がどうのこうのと言っていないんです。あなたは教育委員会の最高責任者です、最後のね。だから、教育委員会がタッチしているのかタッチしていないのかということを聞いているんです。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  先ほども申しましたけども、作業部会は教育委員会の所管でございます。協議会ですか、これについては建設部の所管でございます。
    ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それでは、この資料によりますと、第1回協議会、これ、平成29年9月26日ですか、ここには教育委員会から学校教育課長の本多さんと教育委員会の学校保健班長の中村さんが出ているんです。名前が載っている。だから、タッチしていないとは言えないんじゃないですか。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  タッチしていないとかタッチしているかという答弁ではなくて、所管がどこかということの答弁を述べたものであって、委員は出ております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  そういうことで逃げては駄目ですね。 じゃ、協議会のほうはちょっと譲っておきましょう。作業部会はもう認められたですよね。作業部会は認められましたよね。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  教育委員会の所管でございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それで、その作業部会に、先ほど言いました厨房機器の落札をした長崎日調の社長さん、萩原悟さんが、さっき言った回数そこに参加をしていらっしゃると。そこでどういう論議があったかは、もうこれ長崎日調に筒抜けなんです。お分かりでしょう。ここで論議をしているところに長崎日調の社長の萩原悟さんが座っておるんだから、筒抜けだというふうに思いますが、あなたたちは長崎日調の萩原さんは知らないというふうに考えていらっしゃいますか。 ○議長(林田久富君)  深松教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  実際に私はお会いしたことはございません。 先ほどから作業部会について、先ほども御答弁いたしましたけれども、作業部会の目的は厨房機器の熱源とか方式、規格、配置などの検討をする部会でございまして、具体的にどこのメーカーのどの製品を採用するのか、そういうことは一切言われておりません。当然、長崎日調だけではなく、複数の協力業者のうち(「聞いていない」という小林議員の発言あり)1社として同行をしていたものと考えております。 そして、当然作業部会では、私どもだけではできない調理員、あるいは栄養教諭など、高度で専門的な質問に対して、設計会社だけでは質問の趣旨を正確に理解し、あるいは回答ができないというふうなことで、作業部会にその建設会社が同行していたものというふうに考えております。 ですから、(「聞いていること答えて」という小林議員の発言あり)調理機器等の違いなど説明しておりまして、入札に有利に働くことはないというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  僕は、有利に働いたかどうかというのは何も聞いていないでしょう。要らんことべらべらしゃべらんで、聞かれていることについて正確に端的に答えなさい。 僕が言ったのは、その作業部会の協議内容が、あそこにある厨房機器を落札した長崎日調の萩原さんの耳にはちゃんと筒抜けじゃないかと言ったんです。会議の内容は筒抜けでしょう。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  当然その作業部会に同席をいたしておりますので、当然その中で受け答えなどをしておりますので、把握はしているものというふうに思います。(「早く言えばよかとよ」という小林議員の発言あり) ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  やっぱり素直にすいすいと答えられないんですね。 まとめますね。この南島原市の給食センターを造る作業部会の中に萩原氏が入っておって内容を聞いておると。だから、そこの内容は100%と言わんけど、本当に大きな部分を捉えている。つまり、部会の内容が長崎日調のほうには筒抜けになっていると、このように捉えていいと思います。 そこで、副市長、昨年の9月に隈部議員が次のように尋ねていますよね。基本設計、実施設計に関与した業者は当然入札には入れないんでしょうねと。そしたら、副市長は、基本的には議員がおっしゃるとおりですというふうに答えられております。 そこで、先ほども聞きましたけども、その関与した業者はどうして入札に入れないのか、改めてお伺いします。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  常識的に中身を知っているということでございます。 ただ、前回も隈部議員に答弁させていただきましたけども、参考見積を頂いている業者、数社ございます。そういうような業者については、市としては見積業者の中に入れ込んでいると、入札業者の中に入れ込んでいると、そういうことはやっておりますということは申し上げたつもりでございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  平たく言えば、やっぱり公平性が僕は保たれていなかったというふうに思います。さっきも言ったように、長崎日調は作業部会での中身を大体知っとったと。だから、そういうことから考えると、長崎日調が、この入札ですか、これに入ることは、これは駄目じゃないかと。最初、副市長がおっしゃった原則、これからすると原則に外れるというふうに思いますけど、いかがですか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  教育委員会のほうで話をしておりますけども、具体的に数字と言いますか、見積等に携わった者じゃないと。機器の説明といいますか。それと、作業部会では、ほとんど機器の内容等について存じ上げている方がいないということで、そういうふうな話になったんじゃないかというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  副市長、そういうことじゃなくて、あなたがおっしゃったでしょう。基準的なことで話をしてほしいんです。 あなたがおっしゃったように、関与した業者は当然入れないと。先ほど僕が言った入札制度についても聞きました。そこで、守らないかんことは何か。平等性。不平等にならんごととか、そういうことをおっしゃった。それからすると、今回長崎日調が入ったことは、その原則に外れるんじゃないかと言っているんです。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  その業者が見積をしたわけでも何でもないわけですよね。ただ、協力会社としてそこの作業部会に同席をして、質問というか、求められたことに対して答弁をしたということですので、具体的に自分たちが設計したわけでも何でもないですので、そういう面で、私は不都合はないんじゃないかというふうに理解していますけども。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  もう、そう逃げんでくださいよ。 先ほど教育委員会にも聞いたけど、作業部会に数多く参加しておる。だから、そこでのこの給食センター設計のいろんな内容が筒抜けになっておると。だから、そうすると予定価格なんかも非常に有利に進むというふうに、私、素人として考えるんですよ。だから、不公平、不平等ではなかったかということを言っている。公平、平等だったというふうに答えられるんですか。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  入札を担当した者としては、公平にしたというふうに思っております。平等だったというふうに理解しております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  そうすると、隈部議員の答弁とはちょっと矛盾すると思いますけよ。 ○議長(林田久富君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  私は、あくまでも一般論として話をしましたけども、ただ、その中で断りを入れております。本市としては、参考見積を頂いたところについては、本市としては指名の中に入れておりますというふうな話をさせていただいております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  じゃ、最後に市長に聞きましょうか。 今後も、こういうことが、私としては今のようなことが今後あるならば、この南島原市における競争入札制度そのものを著しく壊すものではないかというふうに、非常に危惧するんですけど、市長のお考えはどうですか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  私は、そうは思っておりません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  ということは、そういう建設をする話合い、作業部会、協議会、その場によって会の名前は変わると思いますけど、そこの中に入札業者の人が入っておって、その内容が筒抜けになってもいいということですか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  そういうこととは違うと思います。 私が思うところは、皆さん方からいろいろこの件についておっしゃっていただいてはおりますが、いろんなおかしな方向でこういう形のあれができているというふうには、私は思っておりません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  これは押し問答ですね。 あそこの表を見てください。一番下の所、ここは落札率があの中で一番下は90.4%、そういうところで落札をしてくれたらどうなったのだろうかということで計算してみました。そうすると、4億1,572万3千円に対して落札率が99.6%にするには4億1,400万円というのが落札額になりまして、市には市が使える金が約4千万円、3,991万3千円という数字が出てきます。実際は172万3千円しかなかったと。 だから、本当に私は正常な方法で入札がされておったら90%ぐらいになったんじゃなかろうかなと。惜しかったなと。そこで、疑問を持ったということで、今の質問をしたわけです。 今後、田中議員もされたし、それから高木議員もされたし、あと3名の議員がこれについて質問をされます。やっぱりそういうふうにたくさんの議員から疑念を持たれるということは、これはやっぱり避けにゃいかんだろうと。今後はまだまだたくさんの建設、サッカー場建設とか、島鉄跡地の問題とかありますから、そういう中で、こういうことで疑念を持たれるようなことは、ぜひ避けてほしいということをお願いして、次のほうに移っていきます。 給食センターの関係ですけども、へ理屈を言うようなんですけど、2019年12月5日の僕の質問に対して、教育長は次のように答弁をされております。これは市長も中身は同じなんですけど。安全で安心なおいしい給食を南島原市全ての子供たちに提供するために、管理基準に適合した一つの給食センターを建設するんですと。そのようにおっしゃったですよね。間違いないですね。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  そのような趣旨の発言をしております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  ですから、一つのセンターを建設する目当ては、安全で安心なおいしい給食を南島原市全ての子供たちに提供するためだと。 そうすると、裏を返せば、じゃ、平成21年、基準ができたんですけども、それ以降、南島原市ではずっと6センター、1給食調理場での給食を提供していますよね。これも安心・安全でおいしい給食じゃなかったんですか。それとも、この6センター、1調理場での給食は安心・安全ではなく、おいしい給食じゃなかったんですか。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  安心・安全というのは、私は国の定める新基準で作るというのだけが安心・安全ということを言っているわけではございません。これまで多くの調理をしてくださる皆さんの努力で安心・安全が担保されてきたというのも事実だと思っております。 そういうことで、新しい新基準における施設を造って、その造る過程において私ども議論したのは、3センターでどういう形でしたほうがいいかということも議論して、最終的には1センターでしたほうが、一番運営的にも建設費も含めて総合的に判断したら、それが一番いいというふうに判断して、結果1センターということになったということです。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  足の引っ張り合い、重箱の隅をつつくようなことはもうしたくないと思いますので、次にいきます。 安心・安全でいきますと、今、コロナウイルス、これは食中毒とは関係ありませんけど流行していますよね。こういう細菌による食中毒、こういうことが十分考えられるわけです。新センターであろうが、新しいから起きないということにはならないと。そういうことを考えた場合、私は一つのセンターよりも三つのセンターが、安心・安全ではいいんじゃないかなというふうに考えます。 ただ、この前、口之津のセンターに行って、いろいろセンター長の方とか栄養士の先生とも話をして、ちょっと口之津はまたもう一回考え直さねばらならんなというふうに考えました。だから、ここの質問には口之津は出していますけど、口之津はちょっともう今回削りたいと思います。 それで、さっき言いましたように、私はそういう食中毒のことを考えた場合は、深江は残しても、ここは子供のためにもいいんじゃないかなという考えです。だから、どうですかとは言いませんので、考えとして言っておきます。 次に、自然災害です。これ書いていますけども、昨年は大変ひどい台風が来ましたよね。考えられもしなかったような雨も降っております。そういう、これからはもう予想外ということは言えないと思うんですよ。だから、そういう大きな大雨、台風が来た場合、あそこの龍石小学校は低いですよね。あそこは海抜何メートルなんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  旧龍石小学校の跡地につきましては、海抜5メートルに位置をいたしております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  海抜5メートルは大変低いと思うんです。あそこは地形的には龍石川と、それから向こうから来る川、名前は知りませんけど、二つが合流する場になっています。最悪の場合に台風、それから大雨、それから大潮、満潮と、これが最悪重なった場合、あそこ浸水は大丈夫なんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  旧龍石小学校が浸水したという記録は残ってございませんけれども、新学校給食センターを建設するにあたりまして、現在の跡地に約50センチの盛土をいたします。そして、さらにその盛土の上から給食センターの床上まで約90センチの設計になっておりますので、旧龍石小学校よりも浸水に強い建物になるんじゃないかなというふうには考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  いや、そういうこと聞いていないんです。旧龍石小学校よりも安心だということじゃなくして、そうじゃなくて、本当にこれから先、今言ったような、去年のようなあのような大きな災害が来た場合には大丈夫なんですかと聞いている。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  災害の規模にもよりますけれども、大丈夫だということはここでは申し上げることはできないというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それでは、きちんとした調査機関にお願いして、大丈夫かどうか、これをきちんと調べてください。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現段階ではそのようには考えておりません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それは無責任じゃないの。学校給食センターというのは安心・安全を守らないといかんわけでしょう。そうならば、きちんと調査すべきでしょう。それを調査しないと。それは何事ですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  やはり現在の社会情勢、異常気象等を考えましたときに、いくら調査しても絶対安全だということは言えないんじゃないですか。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  あなたのようなことを言うと、どうもならんよ。あそこはあなたが言ったように、海抜5メートルしかないんですよ。低いんですよ。だから危険性はあると僕は考えるんです。あると考えるならば、きちんと正確に調査すべきだと僕は思うんです。それをしないと頭から突っぱねる。 教育長、教育長ももう絶対安全だから、絶対というか、調査しないという考えですか。 ○議長(林田久富君)  教育長。 ◎教育長(永田良二君)  今、大切な質問のようですので、検討して後日答弁します。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  次長、教育長みたいな答弁しないと駄目です。もうちょっと練れんと駄目ね。はい、分かりました。 それで、おいしい給食の提供ということで、初めにもらった運搬表、また変わってますね。新しく運搬表をもらったんですけども、それを見ると、釜から缶に詰める時間が配缶時間と書いてある、これは配缶時間のことですね、釜から。これを15分としていますが、15分で大丈夫なんですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  配缶する時間については15分ということで考えております。大丈夫です。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  本当に大丈夫ね。 それでは、あの大きな釜、五つ据わっていましたかね。あの釜では何人分炊けるんですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  供用開始時点では3,700食の予定でございます。(「1釜よ。しっかり聞いとかないと」という小林議員の発言あり) 1釜分については、ちょっと今、記憶しておりません。(「もう一回」という小林議員の発言あり)1釜分については、ちょっと記憶をいたしておりません。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  1釜分のことを覚えていなくて、配缶が15分大丈夫ですと、よく言えるなと思います。ちょっとそこも本当に15分でできるかどうか、もう一回きちんと調べてほしいと思います。 それから、今までの運搬、あれは何ていうんですか、持っていく、運搬計画というんですか、配送計画ですか。配送計画では、小学校は小学校、中学校は中学校と別だったんですが、今度は小・中混合になっている部分もありますよね。 そうすると、小学校と中学校では揚げ物などは大きさが違うというふうに聞いております。だから、揚げ物をする時間も変わると思うんですけども、そういうことを含めて、この配送計画は大丈夫なんですかね。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  そういうことも含めまして配送計画を立てておるというふうに認識しております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  私も実際そこに携わっていないから、あなたみたいに自信持って言えないけど、これ、少しやっぱりもう一回きちんと検討する余地があるんじゃないかなというふうに思っています。 それで、安心というか、おいしい給食ということなんですけど、あなたたちのあの表では、出来上がってから食べるまでの間が2時間以内に確保されているからいいということで、もうおいしいと言うけど、本当においしい給食というのは、もう2時間もしたら、僕はうまくないと思うんです。あなたはこの前の答弁で、缶がきちんとしているからおいしいんだとおっしゃったけど、うどんなんか2時間もしたら伸びて食われんですよ。だから、缶がどんなに立派でも、時間が経つとおいしさは半減するということを言っておきたいと思います。 次、納入業者です。 現在の納入業者は77業者と聞いております。それでやっておりますけども、イからヌまでのこの業者の数を教えてください。ゆっくり。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  平成30年度の市内の納入業者は77社でございましたが、現在の納入業者数を学校給食会に確認をいたしましたところ、イ、野菜・果物業者21社、(「ゆっくり大きな声で」という小林議員の発言あり)野菜・果物業者21社、ロ、肉類・加工品、魚介類を含む業者が9社、ハ、みそ・しょうゆ・調味料業者10社、ニ、乾物・冷凍食品業者3社、ホ、卵業者7社、ヘ、豆腐業者9社、ト、魚肉練り製品業者10社、チ、コンニャク業者6社、リ、もやし業者2社、ヌ、その他が5社の82社となっております。(「82」という小林議員の発言あり)はい。 この中には、例えば野菜と肉など複数の種類の納入業者もあるため、重複を除く実の業者が59社でございます。(「59社が重ならない部分ですね」という小林議員の発言あり)はい。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  それでね、今、話合いを続けていらっしゃるそうですけども、この1センターになったときはどのくらいの業者が残るというふうに手を挙げていらっしゃいますか。これはまたイ、ロからお願いします。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、おっしゃったとおり、取引がある業者に対しまして、先々月から順次種別説明会を開催しておりますけれども、新センターになって取引をしていただくという業者を取りまとめるのは、今しばらく時間がかかるものと考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  いつ頃、分かる予定ですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  いつ頃というのは、ちょっと現在把握はできていないんですけれども、やはりしばらく時間がかかると思いますけれども、事業者数の把握ができ次第、報告をさせていただきたいと思います。
    ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  こういう仕事はやっぱりめど、期限というかな、それを設けて、この日までにやっぱりやるというのを計画つくらんと駄目と思うんですよね。計画は持っていますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  やはり、納入業者の皆様方との話合いとか、あるいは全員協議会でも御指摘を頂きましたけれども、グループ化とか、そういうのでやはり相当の時間がかかりますので、なかなかめどが立てようがないんですけれども、できるだけ早くには把握したいというように考えております。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  何か心もとない返事ですけども、できるだけ早くいい結果が出るような方向でまとめてほしいと思います。 深江の納入業者、何人かはもう話しましたけど、野菜の3業者はもう行かないというふうなことで、肉業者も一人も行きませんと。だから、深江はもう4業者は撤退というふうなことを聞いております。肉業者の方なんか、深江の子供たちのためだからおいしい肉をやっとったんですと。しかし、わざわざいろんな装置までつけて龍石までは持っていかんというふうなことです。 だから、私としては、深江の農産物、そういう加工品、肉など、おいしい給食を子供たちに提供するためにも、深江給食センターはぜひ残してほしいということを要望しておきたいと思います。 次、最後です。給食センターで働く雇用確保ですけども、現在68名の人が働いていると。令和13年度には56人になる予想であるというのが、これが深松次長からの話です。これは定年になった人を、もうそのまま辞めてもらって、新しく雇用しないということで、こうなるんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  定年になった方につきましても、定年延長等がございますので、また働いていただく期間、ある程度、65歳程度までは働いていただいて、その後に自然減になるというふうに予想しておる数字でございます。あくまでも予想でございます。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  深江の方に聞いても、深江だから、近いから、もう今仕事行っています。これが西有家というふうになると、もう遠くなるということで、もう行けないという人もいらっしゃいます、働きに。 だから、こういうことも考えてみますと、市長、もうこれは返事は同じと思いますが、もう一回聞きましょう。雇用を守るということも市の方針と思うんですよ。だから、そういう観点からも深江のセンターというのは残したがいいと私は思うんですが、いかがですか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  今、小林議員の御質問は、深江を残せばそのまま勤められるから残せという論法ですか。それとも、1か所にすれば、ここにある56名になる予想であるので、少なくなっていくので、市内の雇用を増やす。質問にこう頂いているんですが、市長の方針に反するんではないかというふうな御質問の要旨で頂いておるんですが、どちらをおっしゃりたいんですか。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  私は、深江のセンターを残すということは、雇用の確保にもつながるんじゃないかということで言っているんです。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  市としては、もう何回もずっと申し上げておりますが、龍石に1か所に1センターとして配置をして、そこから給食を配食するというふうなことで進めております。 そういうことで、私がさっきどうして議員に逆の質問をしたかと言いますと、市内、ちょっと例えが、1センターでするとしたときに、減らしていくのはおかしいじゃないかというふうな論法かなと思って捉えましたので、聞き直したところでありますが、もしそうであれば、ちょっと例えが違うなというふうに思ったところであります。 ○議長(林田久富君)  小林議員。 ◆5番(小林知誠君)  基本的には1センターにするということは、深松次長からもおっしゃったけど、市の財政負担をやっぱり少なくするというのが基本と思うんです、狙いは。それは学校統廃合も同じです。そういう点で私は先ほどのことを話をしたまでであります。 僕が深江にこだわっているのは、おいしい給食というのは、やっぱり近い所で早く食べさせたほうがいいというふうに、そういう考えもあって、それと、そういう雇用を守るということもあって話をしたと。それから、安全面でも、1か所よりも2か所がいいんじゃないかなと、そういうこと含めて話をしたわけです。一応要望として受け取ってほしい。 これで、私の質問を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、5番、小林知誠議員の質問を終わります。 ここで午後4時まで休憩いたします。     午後3時49分 休憩     午後4時00分 再開 ○議長(林田久富君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 隈部和久議員は早退をされました。 次に、2番、近藤一宇議員の質問を許します。2番、近藤一宇議員。 ◆2番(近藤一宇君) (登壇) 2番、日本共産党の近藤一宇です。 インターネットやテレビで私の質問を視聴してくださる方、ありがとうございます。傍聴席にも今日は何人かお見えでございます。ありがとうございます。そして、一般質問の最初の日、私の前の4人の方々が非常に濃厚な質問、60分取ってされましたので、皆さんは非常にお疲れだと思いますけども、あと1時間、しばらく辛抱してくださいませ。よろしくお願いします。 私は、一問一答方式で質問をいたします。大きく六つの項目について質問いたします。一つ目は、学校給食費無償化について。二つ目が、公営住宅の入居条件について。三つ目が、国民健康保険税について。四つ目は、就学援助制度について。五つ目が、農業従事者の支援について。そして最後、六つ目は、有馬川の可動堰についてであります。 では、一つ目の学校給食費無償化について、市長と教育長に質問いたします。 市長は、12月議会で、子育て世代の負担軽減を図る上で、学校給食費に対する支援をどのように位置づけていくか、持続可能な制度とするのかというふうなことで、今検討をしているところでございますと答弁されました。このような答弁は昨年の6月議会でも同じであります。私は、議員になってから給食問題については4回目の質問をしているように思います。 では、現在までにどのように検討されたのか、いつまでにどんな制度にするのかをお答え願いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(林田久富君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、近藤議員の御質問にお答えをいたします。 まず初めにお断りをしておきたいのは、私が2期目の所信表明で申し上げたのは、学校給食費の無償化ではなくて、減免に向けた支援制度の創設であります。学校給食費について現在の検討状況などをお尋ねでありますが、子育て世代の経済的な負担軽減を図る上で学校給食費に対する支援をどのように位置づけて持続可能な制度とするのか、検討をしているところでございます。以上でございます。(降壇) ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  教育委員会としては、この件について何か検討されていますか。 ○議長(林田久富君)  永田教育長。 ◎教育長(永田良二君)  ただいま市長の答弁にもございましたけども、そのことについて少し先に一歩進むように検討を、いろんな具体例を挙げて検討するようにお話を頂いております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  ありがとうございます。 先ほどの市長の答弁は、これまでの答弁で一番誠意のない答弁ではなかったかと思うんです。あと2~3か月もすれば、ちょうど2年が終わるわけです。先ほど言われたように、減免に向けた支援制度を構築するという公約でありましたが、まだ検討中でございますともう何遍も言ってこられましたが、その検討中の検討をお話しくださいませ。どんな検討を、そして、いつ頃から減免制度をするつもりなのか。よろしくお願いします。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  給食については今、皆さん方にお願いをしておりますが、給食センターを1センターにして、しっかりとした給食をやろうということで一生懸命であります。そういうふうなことで、この給食費の減免に向けた支援をどうするかというふうなことでは、考えは検討をしつつあるわけでありますが、まだ先までということではしておりませんので、まだ期限をいつまでというふうなところまではありません。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  それではあまりにも不誠実な答弁ではないかと思うんです。2年も過ぎようとするのにまだ何もしていないと。それは学校給食センターは大きな建物でありまして、給食費の減免制度というのは、一人ひとりの保護者の負担を軽くするとか、あるいは子供の伸び伸びした生活を保障するとか、子育て支援につながるものであって、そんなものとその建物とはまた違うですよね、観点が。その点については、市長はどうお考えですか。 ○議長(林田久富君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  給食センターがただ建物という考え方だけでは考えておりません。1センターにすることで諸々それぞれの担当部署からも話もあっておりますし、私も行ってまいりましたけれども、そういうものも一体となって、やっぱり子供たちにどういう給食をしていくか。それにはやはり保護者の負担。これは、それぞれが負担をしていただいているわけであります。これをどうやって少なくしていくか。あるいは、子供たちに食べてもらうその材料等に関する支援等ができるものかどうか。いろいろ考え方はあります。 そういうふうなことで、具体的に、それは1食当たり何円支援をすれば幾らになると、そういうあれは数字的には出てまいります。いろいろ支援の仕方もあろうかと思って、私自身はいるんです。そういう支援がどういう形になるかというところでありますので、まだここで、具体的に私としてこういう方向ではっきりやりますというところまでは行っておりません。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  ぐずぐずしておりますと、すぐにもう4年が過ぎてしまいますよ。今、学校給食費、小学校は月当たり幾らなのか、中学校は月当たり幾らなのか、御答弁願います。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  現在、小学校が月額4,100円、中学校が月額4,600円となっております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  市長が心配しているような新学校給食センターができると、この額はどうなる予定ですか。月額小学校4,100円、中学校4,600円、これが、新学校給食センターができると、この月当たりの徴収月額、変わってくるんですか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  給食センターの建設費とは関係なく、材料費だけでございますので、当然食材料費のみに充てる費用でございます。しかしながら、この給食センターと全く関係ないというふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今、教育次長がおっしゃったように、市長さん、センターの建設にはこの給食費は関係ないと言われましたので、市長の決断によって減免の制度ができていくかどうか決まるわけです。その決断を早くやっぱりしてもらわないと、南島原市の子供の保護者、そのような人の生活を支援していくという、子育て支援をしていくという、そんな観点でもう一度考えてください。どうですか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  最初に申し上げましたように、持続可能な制度となるようにどういうふうにしていくか検討をしているというところでございますという、最初に申し上げたところではあります。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  その持続可能な制度にどう持っていくかというのはもう何遍も聞き飽きた言葉なんです。持続可能にする、今どこまでできているというような、そこを少しでも示していただきたいと思うんです。 12月のこの一般質問で、今、県内でどこどこが減免制度をしているか尋ねましたら、五つあると。対馬市、小値賀町、それから西海市、それから佐々町、そしてあと一つどこかありました。それで、三つほどその中でどのような減免をしているか知る機会がありました。今から発表するのは、なかなかどんな減免すればいいのか、なかなか市長考えが及ばない--失礼ですが--ようなので、参考にしてくださればいいと思います。 佐々町は、1人目が2割補助、2人目が4割補助、3人目は8割補助だそうです。そのような減免補助の仕方があります。これは、予算が4千万円かかると。もちろん南島原よりも子供は少ない町です。 あと一つ、松浦市がありました。松浦市は、第2子から半額補助をしているそうです。第2子から半額。やっぱり国保でもそうですが、多子家庭というのは非常に給食費でも高くつくことになりますので。 そして、西海市です。西海市は、3人目以降の児童・生徒に対しては全額補助。決算額が、これは平成30年度ですが、3人目を全額補助として519万8千円。西海市の3人目以降の小学生は非常に少なくて122人。中学校になると、3人目となるとゼロと。この事業をやっぱりロマンを持ってしているんです、この西海市。事業目的と事業評価がいいんです。ちょっと手に入れた資料を読み上げて、そのロマンぶりを皆さんにお知らせしたいと思います。 事業目的、多子世帯の経済的負担を軽減する、図るため、3人目以降の児童・生徒の給食費を補助する。西海市内の小・中学校の在学者で年長の児童・生徒から数えて3人目以降の児童・生徒の学校給食費について全額補助する。成果、補助対象となる児童・生徒の保護者の負担する給食費に対し補助を行った。その事業評価、多子世帯の保護者の負担軽減を図ることで、子供を安心して産み育てられるまちづくりの推進と子育て世代の定住促進が見込まれる。今後も制度の周知を図り、引き続き事業を実施する。皆さん、どうでしょうか。ロマンがある事業目的、そして、結果でありましたよね。 一番最初、今日一般質問された吉田議員も、少子化をどうするんだと。どんどん人口が南島原から出ていくと。それをどうするかという話がありましたよね。そんなことで、やっぱりちゃんと子供がこの南島原市に息づくためには、このような施策を取らないといけないんではないでしょうか。市長、今の西海市の現状を見て、どんな考えられましたか。 ○議長(林田久富君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  各地域のそういうふうな取組というのは、資料としてはあるわけであります。 議員として、南島原市で現実的な支援制度としてどういうふうな思いを考えていらっしゃるか。それをお聞きはしたいと思っているんですが、まずはですね。先ほどいろいろ地域の事例を挙げていただきましたが、ここでこういう制度がある。議員の思いもあると思うんですが、その前に、私どもとしましても、その2人目以降、3人目以降、そういうふうな全額とか半額とか、いろいろそういうふうな検討はしつつあります。そういうことで、どういう形でしていくかということの結論までは、まだ到達しておりませんが、そういう手前の部分での検討はしつつありますので、全く手つかずにしているという状況ではないわけであります。 議員として、そしたら、ここではどういう方法が一番いいとお思いですか。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  質問をされているんですが、だから、今紹介したいろんな三つの事例を挙げましたので、行政側、理事者側としては、南島原市ではどうしたほうが一番いいのか、それをよく考えて実施をしてもらいたいと。 今、初めて市長は、第1子目はどうしようか、第2子目はどうしようかと、そんなのを検討しているということを言われましたので、そのような方向で検討して、必ず早急に実施されるようにお願いしたいと思います。 じゃ、次にいきます。二つ目の項目に移ります。 公営住宅の入居条件についてであります。 国土交通省は、2018年3月、国土交通省住宅局から各都道府県知事宛てに、公営住宅への入居に際しての取扱いについてという通知を出しました。南島原市にも届いているでしょうか。お答え願います。 ○議長(林田久富君)  浅野建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  今おっしゃいました住宅総合整備課長から、これが都道府県知事と政令指定都市に宛てて出ております。それで、県のほうからその写しを30年4月に頂いております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  私も南島原市にちゃんと届いているかどうか県庁に問い合わせましたら、3月30日付でこの文書を出しているけども、4月4日ぐらいに南島原に送ったという返答がありましたので、今、浅野部長の答弁でよかったと思います。 その内容ですけど、その取扱通知というのはどんな内容になっていますか。 ○議長(林田久富君)  建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  主なところを申しますと、公営住宅の目的を踏まえると、保証人を確保できないために入居できないといった事態が生じないようにしていくことが必要であるということが書いてあります。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  その通知を読まれて、今、南島原市の連帯保証人の現状はどうなっているか話してください。 ○議長(林田久富君)  建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  現在、本市におきましては、連帯保証人につきましては親族を2名ということでお願いをしております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  それで、2018年3月30日の通知の中身を御覧になって、南島原市、どうにかせんばいかんとか、そんな気持ちが起こられたでしょうか。 ○議長(林田久富君)  建設部長。 ◎建設部長(浅野工君)  この保証人の要件緩和につきましては、本市におきましても、やはり過疎化とか近年の社会情勢を考えれば、連帯保証人の要件については、やはり見直しの必要があるというふうに考えております。検討もしていかなければいけないと思っております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  前向きの検討をしていくということで、いい答えを頂きました。 この国土交通省が出した通知は本当によくできていて、こんなに書いてあります。住宅に困窮する低所得者への住宅供給という公営住宅の目的を踏まえると、保証人を確保できないために入居できないといった事態が生じないようにしていくことが必要であり、保証人の確保を公営住宅への入居に際しての前提とすることから、転換すべきであると考えます。このため、標準条例案を改正し、保証人に関する規定を削除することとしましたので、各事業主体においては、住宅困窮者への公営住宅入居に支障が生じることのないよう、地域の実情等を総合的に勘案して適切な対応をお願いしますと、このように国土交通省は通知を出しているんです。 にもかかわらず、今、南島原市は2人の連帯保証人が必要だと。そのために、その2人は、親族、親戚関係を2人選ばなくちゃいけないという、そのようなものもあるんです。しかし、高齢になって独り暮らし、誰も頼る者がいない。そんな人が連帯保証人が必要だからこの公営住宅に入れません、市営住宅には入れませんとなると、もうどうなりますか。家を持たない人になりますよね。そんなことを防ぐために、この通知は出たものと思うんです。 今、この連帯保証人を廃止した都道府県、福島、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、岡山、福岡、それから、廃止の条例案をこれから提出県が、北海道、京都、兵庫、島根、広島。もう長崎も条例案を出していて、長崎県は2人の連帯保証人が要るそうですが、これを1人にしたという、これ、朝日新聞の1月20日の新聞に載っておりました。 それから、お隣の雲仙市、それから、その隣の諫早市、これも、今度の議会で条例案、連帯保証人を緩和するという条例案が出ているそうであります。 今、浅野部長が答弁されたように、早急に公営住宅も、老人が住宅に絶対入りたい、そのセーフティネットが連帯保証人をなくするということですので、早く条例案を作ってもらいたいと思います。 次に、三つ目の項目に移ります。国民健康保険税についてであります。 2018年、この時はまだ法定外繰入れを1億5千万行っていた年です、平成30年。そして2019年、平成31年、県が国民健康保険の運営主体になったのが2018年ですが、その年にはまだ南島原は1億5千万円の一般会計の繰入れをしておりました。その2018年と2019年、これを南島原のモデルケースでの国保料を比べてみた資料があるんです。モデル世帯とは、40代夫婦と子供2人、年間所得が300万。固定資産税が5万円。そういう方がモデル世帯なんですが、何と2018年、平成30年には54万4,400円。そして、2019年になると61万500円。何と長崎県内の自治体で一番高い値上げ率、112.14%の値上がりなんです。市長、このことを、不名誉なことですよね、南島原市、どうお考えでしょうか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  2018年から2019年の国保税の値上がりをどう思うかという御質問でございますけども、本市におきましては、1人当たりの医療費が高い高齢者が多いことや、被保険者の減少。加えて医療技術の高度化や疾病構造の変化に伴う医療費の高騰などにより、1人当たりの医療費が年々増加傾向であります。 平成18年度合併当初から平成30年度の1人当たりの医療費の伸びは、77.2%も伸びており、今後も伸びていくことが予想をされております。市民一人ひとりが必要とする医療を適切に受けられる環境を維持することが行政の役割というふうに思っておりますので、御質問の国保税の値上がりについてはやむを得ないものというふうに思っております。以上です。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  川島市民生活部長の答弁も毎回同じような中身ですよね。高齢者が多い、医療の高度技術、それから医療費の伸びだと。 しかし、こればかり言っていては、市民が大変な目に遭う、生活も大変なことになる。そのようなことについて、大変だなとか、そんな気持ちは何も思われないんでしょうか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  それは、もちろん思っております。今までも合併後から今まで国保税も他市よりも上げておりませんでしたし--市長のいろんな考えもあるんでしょうけども--上げておりませんでしたし、最近、県のほうで、この繰入金について、それはやめなさいというふうなことでなったものですから、基本的には去年、おととしから繰入金についてはやめる方向で進んでいるというふうなことです。 ただ、基本的には、国民健康保険だけではなくて、市の全体的な行政を考えますと、やはり国民健康保険にかたっている人のことだけではなくて、全体的なことでやはり考えなくてはいけないというふうに思っています。そういう意味では、社会保険の方も同様のサービスをやはり受ける必要がありますので、国保だけではなくて、全体的なバランスを考えながら、いろんなことについては協議をしていったほうがいいんではないかというふうに思っております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  これまでも国保税のことについては、全国知事会が、1兆円の国からのお金が入れば協会けんぽ並みになるんだと。知事会、それから全国市長会頑張ってくれとか、そんな話もしてきましたし、今、川島部長が言うような、県からやっぱり法定外繰入れはするなと、今、言われましたが、そんなに言ってきているんですか、全国ではまだ繰入れができている状態があると思うんですが、どうですか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  これにつきましては、法定外の繰入れについては、健全な運営がされないというふうなことから、もう今は望ましくないとか、するなというふうなことで言われております。 また、県は、市町村の赤字解消計画、要するに赤字については--繰入れが赤字なんですけども--こういう赤字解消計画の策定をしろということで、実際指導がされていますし、それをしない市町村については、国保の支援制度等についても、それらの優遇を受けられないというふうなことも事実でございます。以上です。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  だからこそ、市の行政側というのは、市民の状況を考えて、いかに国保を安くしていくかという方面で努力をしなければいけないと思うんです。 本年2020年の、2019年からの基本的な値上げ率といいますか、それは今分かりますか。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  2019年から2020年の、2020年は値上げはする予定は今のところありませんけども、2018年から2019年に値上げした分ですけども、所得割で15%程度、それに均等割で12%、それに平等割で7%程度の税率の改定を去年しております。以上です。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今、部長が答弁しましたように、2018年から2019年、先ほどのモデル世帯、112%、これは県内1位の値上げ率だと言いましたが、15%所得割、均等割で12%、そんなふうに上がっているということが分かったと思います。 2020年度は上げないつもりだと。まだ上げないとはっきり今言えるんですよね。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  基本的には、税率の改正においては、今議会において、もし改定をする場合については当然皆さん方、議会のほうにその内容についてお知らせをすることになりますので、今回上げていないということは、基本的には2020年度においては、しないというふうなことになります。 ただ、基本的には、先ほどお話をしましたように、医療費は毎年上がっております。そういう中で、この医療費を下げることが要するに国保税を下げるというふうなことになりますので、ここを、やはり重症化予防とか、あと多受診の指導とかそういうことで、やはりこの医療費の額を抑えていきたいと。そうすることが国保税の最終的には値上がりを抑制することにつながるんではないかというふうに思っております。以上です。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今の川島市民生活部長の答弁で、医療費の値上げをしないために健康であり続けることですよね。 だから、健康づくり推進でポイント化を、今、南島原市やっていますが、皆さんの市民の健康のためにあのような制度を取ってあることはとてもいいと思いますけども、いつかの答弁で、健康づくりポイント制度を導入したことで病気にならないので、国保が少しはかからなくなるという話をされましたが、あれをいくらやったからとしても、いつまでも元気だったら、お年寄りになってやっぱり大変な病気になって金がかかるようになると。あれだけで随分と医療費が安くなるという観点はなくしたほうがいいんじゃないでしょうか、川島部長。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  それはそうではなくて、基本的には、そういうことをいろいろやることによって、最終的には市民の方が健康で長生きできる体制をつくっていくということではないでしょうか。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  やっぱり市民の大変な思いを受けて、市民生活部長はじめ、税を安くしていくという方向で進んでもらいたい。 次にいきますが、短期保険証のことが書いてあります。 2019年7月の調査によれば、南島原市は国保加入世帯数8,671人、そのうち滞納世帯が936世帯あると。実に滞納世帯が1割を超えているんです。そして、短期保険証の交付が429世帯。短期保険証の交付の有効期間が1か月、2か月、3か月、6か月とあるんです。 この短期保険証交付の期間が1か月、2か月、3か月、6か月、これはどういうことでしょうか。皆さんに分かりやすく説明をお願いします。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  短期保険証、資格証明書の交付の割合が高いかというお尋ねでございますけども、本市におきましては、短期保険証を1か月、2か月、3か月、6か月と、交付期間を分けて発行をしておりますが、これは基本的には、その滞納者の方と接する機会を増やして、今おっしゃったように、国保税が、最終的には滞納が増えれば国保税も最終的には入る金額が少なくなりますので国保税も上げざるを得ない。だから、基本的には国保税の収納率をできるだけ100%に近くしたいと。 そのためには、その滞納者をそのまましておけば当然どんどん滞納が増えていきますので、そういう方と接見をして交渉の機会を増やすために、そういうふうな短期保険証を出して、一応病院に行くためには医療費もかかりますと。本人も負担しないといかん。ただ、そのためには税金も納めてもらわないといかんし、いろんなこともしてもらわないといけませんよというふうなことを重々説明をしながら、そういう滞納者が増えないようなシステムを頑張ってやっているところでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今の1か月、2か月、3か月、6か月、4種類あるんですが、1か月と6か月の違いをちょっと説明を。 ○議長(林田久富君)  川島市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  1か月と申しますのは、基本的には次の1か月後の資格の期間しかやらないということですけども、これはそれだけ滞納がひどくて、基本的にはそれをそのまま放置しておれば、もうどんどん滞納が増えてくると。だから、本来、例えば約束しておいてもなかなか来ない、相手の方がですね。そういう方については1か月の被保険者証を出しているところです。(「6か月」という声あり) 6か月は、まだ1年の半分ですので、それくらいの期間であっても、接触することによって滞納者がある程度の金額を払うことができる。もしくは、財産調査とかも当然やっているんですけども、そういう中で、これ以上そこに焦点を絞ってやることが適正ではないというふうなことから、本人と交渉の上で納税の勧奨をしたいというふうな方については、6か月で行っているところでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。
    ◆2番(近藤一宇君)  6か月が緩やかなんですね。 次は、資格証明書のことについて話しますが、資格証明書交付世帯が46世帯、2019年度あるんです。交付期間が1年以上2年未満が5世帯、2年以上3年未満が14世帯、3年以上4年未満が8世帯、4年以上の資格証明書交付が19世帯もあります。 この資格証明書について説明していただき、資格証明書とまた保険証は違うでしょうから、保険証の交付に戻るまでの市としての措置はどうしているか、お話しください。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  短期保険証につきましては、基本的には、病院に行った時に3割の負担で、残りの医療費を国保のほうから支払うというふうなことになります。 資格者証については、取りあえず病院に行かれた時は100%払っていただいて、後、それに応じて、例えば来られれば、当然その保険証をやりますので、それで残りの70%を本人のほうにお返しをするということになります。 ただ、この資格者証については、基本的には、ほぼほぼこちらにいらっしゃらない方、住民票はあっても音信不通とか、そういう形でこちらにいらっしゃらない方がいらっしゃいますので、そういう方がほぼほぼだというふうに思っています。以上です。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  12月議会で質問しました子育て世代を支援する均等割の減免について、各、他の実施している自治体の様子を説明して市に迫りましたが、例えば、子育て世代の18歳までの子供の均等割を減免している自治体、幾つも紹介しました。それで、その時にどんな条件でしているか。特別の事情があるということで、国はそれを認めざるを得ないと、そのようにしているということを言いました。 そこで、この南島原市でも子育て世代を支援する均等割の減免を実施したらどうかと思って、資料の請求をしたんです。どんな請求をしたかというと、国保加入世帯で1人子供がいる世帯はどれだけか、2人は何世帯、3人は、4人は、5人は、6人は、7人は何世帯いるかと。このことが分かれば、子供の3人目以降を均等割を無料にしたら、どれだけ市の財源が要るかと。それを出そうと思って市役所に訪れたら、何とこれはシステムが入っていないからできないと言われたんですよ。 システムが入っているのは、2割、5割、7割の子供が何人いるか、それで幾らそのために軽減されているか、それはシステムが入っているからすぐ出たと言われたんですが、やっぱりこんなふうに少しでも減免をする、子供の均等割を3人目以降から減免する、そのような姿勢であるならば、このような私の質問もさっと出るようなシステムをしておかなくちゃいけないと思うんですが、システムがなかったら一つひとつノートを見てから調べないといけないですよね。その辺について話してください。 ○議長(林田久富君)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(川島進一君)  この件については、税務課のほうに、先般、近藤議員から1人世帯は何世帯かということで資料をくれというふうな指摘というか、要望があったということで聞いています。 ただ、今の時期が、議員さん御承知のとおり、確定申告の時期でございまして、職員は朝早くから夜の10時ぐらいまで毎日仕事をしているわけです。全員がしているわけです。そういう中で、急に一人ひとりめくって出せと言われても、この時期にそれを要求をしていただいても、なかなか難しいのかなと。 例えば、6月議会とか9月議会であれば、そういうふうな御要望があれば、一人ひとりめくってでも調査をしますけども、先ほど税務課のほうからも話があったように、今のシステムでは、子供が1人おるところは何世帯という数字が出るようなシステムではありませんので、その辺は御了承いただきたいと思います。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  そしたら、いつまでにそれはできるんですかと聞いたら、はっきり分かりませんねと言われましたので、今、川島部長は6月か9月だったらいいとおっしゃったので、ぜひまたこの件については尋ねたいと思います。 ちょっと時間がなくなりましたが、4番目です。就学援助制度について質問します。 入学準備金というのが、今、中学生にも小学生にも入学前の2月に支給されています。小学校に入る時に入学準備金の支給の算定基準を、まず5歳児の時に支給するから、5歳の子もおりましたよね、6歳の子もおりますけども、5歳の基準で入学準備金を出しているところがあるというんですが、南島原はどうでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  本市では、就学援助制度に係る入学準備金の支給につきましては、4月2日から翌年の4月1日に誕生した新小学1年生を基準としておりますので、5歳、6歳の違いはございません。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  時間がないので早口で進めます。 費目別に就学援助費を出すように書いていますが、これは省きます。 3番目のチョボの就学援助費の費目を増やすことについてです。 現在、南島原市では、新入学用品、学用品、給食費、通学費、郊外活動費、医療費、修学旅行費、この費用が就学援助費で出されています。しかし、PTA会費、生徒会費、クラブ活動費もその就学援助の費目になっているんですが、それを出している自治体もあります。南島原市では、このPTA会費を補助するとなると、どのくらいかかると計算されていますか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  お尋ねのPTA会費を増やすとどれぐらいの経費がかかるかというお尋ねでございますけれども、これは目安ですけれども、140万ほど経費がかかるんではないかというふうに試算をいたしております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  中学生の生徒会費を補助するとなると、どのくらいでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  生徒会費では27万程度というふうに考えております。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  今、次長が答弁されていましたように、PTA会費、子供の育成を図って親と教師が共同して子供を真ん中に活動していく団体ですが、142万ぐらいなんです。そして生徒会費を補助するとなると26万ぐらいなんです。非常に僅かなお金だと思いますが、これを就学援助費に加えるつもりはないでしょうか。 ○議長(林田久富君)  教育次長。 ◎教育次長(深松良蔵君)  平成30年度の総支給額は、小・中学校合計で、先ほど議員が申し上げられました新入学用品費、学用品費、通学用品費、給食費、郊外活動費、修学旅行費、医療費で約4,480万円ほどになっております。この状況を鑑みまして、現在のところ費目を追加するということについては考えておりません。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  生徒会費、それからPTA会費の中身、目的というのは、今さっき言いましたよね。そして、生徒会費、生徒たちが頑張られるんですから、これも公教育、義務教育は無償という考えに立つと、やっぱりできるだけ補助をすべきものだと思いますので、今はしないという返答でありましたが、考えていただきたいと思います。 次、いきます。五つ目の質問に入ります。農業従事者の支援についてであります。 新規就農支援事業というのがあって、これは国・県が出しているものです。今度、所信表明に出されたものではありません。新規就農支援事業について、その概要を説明していただきたい。 そして、この新規就農支援事業を利用している人たちが、その後の就農状況について、過去5年分ぐらいについて紹介をしていただきたい。お願いします。 ○議長(林田久富君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  新規就農者に対する支援の概要をということでございますので、まず、国の支援策ということで、農業次世代人材投資資金制度について説明をいたします。 これは、一定の交付要件に該当した新規就農者に対して、個人の場合は年間150万円、夫婦の場合は年間225万円を、就農時から最長5年間交付するということで、農業者としての経営の自立を促そうとする制度でございます。 市の支援策につきましては、令和2年度からの市単独事業として新規就農者就農支援事業を創設し、支援に取り組む計画ということでございます。 事業の内容としましては、農業機械や農地の準備等、新規就農者の初期投資の負担軽減を目的に、就農開始時に100万円を上限に交付するという制度でございます。 事業の対象者は、農業次世代人材投資資金制度、先ほどの150万の対象者のうち、親元就農や第三者からの経営承継を除く、本市に居住するIターン者や転職者としております。 このほかにも、国や県の事業として、機械設備等の導入に対する補助や無利子の融資などがありまして、新規就農者に対しましては情報提供を行っておるところでございます。 先ほどの国の事業の受給の状況ということでございますけども、過去5年間の状況を申し上げます。平成26年度が、個人22名、夫婦15組。平成27年度が、個人19名、夫婦13組。平成28年度が、個人22名、夫婦11組。平成29年度が、個人18名、夫婦6組。平成30年度が個人13名、夫婦3組。5年間で個人が34名、夫婦が18組、この事業の対象になっておられるところでございます。 以上の方々からは、年2回市に経営状況を報告していただいておりますので、現在も継続して就農をされておるというところでございます。以上です。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  国の援助のある新規就農事業、そして、施政方針に出た独自の新規就農事業、このようなものを合わせて南島原市の農業者がうまくやっていけるということに対してどのような希望と言いますか、もっともっと農業が発展していくだろうとか、何かそんな希望とか望みを話していただければ。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  望みといいますか、私どもはこういったいろんな支援事業をしまして、市の一番の基幹産業ということで、農業というのは市長も常々申し上げておられますので、市として農業の支援を行って、農業が元気な産業として今後発展していくようにということで頑張っていこうと考えておるところでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  森崎部長とは、この市議会の前に、農業関係、なかなか僕もよく分からないで、予算書を見ても分からないけども、補助事業がたくさんあって、何とか機械に何とか補助とか、こう書いてあって、そんなことをいろいろ話し合ったんですが、しかしながら、今年の野菜、レタスとか、箱代が100円もするのに箱に詰めて100円とか、どうも農家は価格が安定しない、そんな中で、森崎部長、市長さんにも尋ねますが、この南島原の土地から見て、農家が発展するためにはどんな施策をすればよいか、自分の考えを聞かせてください。 ○議長(林田久富君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  すみません。土地から見てということは、地形から見てということでおっしゃっておられるのかなということでよろしいでしょうかね。(「はい」という近藤議員の発言あり) 南島原市は、中山間地がほとんどを占めているという状況でございますので、やはり今後、人口減に伴って農業者も少なくなっていくということで、これはもう過去の議会でもいろんなほかの議員さんからもいろいろ御指摘、一般質問等を頂いておりますけども、こういう状況の中では、やはり農地の基盤整備を進めていって、担い手に農地を集約して大型機械を導入して、農業者が少なくなっても農業経営がやっていけるような状況、それと、雇用型農業なんかを推進していくということで、農業を元気のある産業にしていかなきゃならないということで、まず第一には基盤整備じゃないかなというふうに思っているところでございます。 ○議長(林田久富君)  市長はありますか。松本市長。 ◎市長(松本政博君)  この地の、南島原の市の基幹産業として農業はあるというふうに認識をいたしております。これは皆さん方もそういうふうな思いは持っていただいているだろうというふうに考えておりますが、今、農林水産部長が申し上げました土地改良等に圃場整備をすると。 これは、市内の旧8町を考えてみますときに、深江からこちらに向けて半分はかなり台地と言いましょうか、平地といいましょうか、そういう環境の所であります。しかし、半分西のほうに行きますと、谷あり山ありですね。そういうふうな状況の中で、この農業で収益を上げて生活をして、どうやっていくかというところだと思っております。まさに私もそういう中山間地、標高200メーター、そういうふうな所で住んで一生懸命やってきましたけれども、大変なやっぱり状況だなというのは認識をいたしております。 そういうことで、そういう地理的条件も踏まえながら、この地の農業をどうやって発展させていくか、どうやって農業をして所得を上げていただくか、そういうことを含めたところで農業戦略班というのを1年前、4月に設置をして、担当部署等でもいろいろ検討させようということで、今、進めているところでありますが、はっきり言って、これがもう、これをすればというようなところは、なかなか私としても言えない。皆さん方と知恵を合わせながら、この地の大きな産業である農業振興というのは考えていかなければいけないというふうには思っております。 ○議長(林田久富君)  ちょっと待ってもらってもいいですか。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  皆さん、すみませんね、お疲れのところ。あと4分で終われば幸いです。 本当に南島原は農業を基幹産業としている所でありまして、そして、今、市長も難しいということをおっしゃいましたけども、工夫して農業者がちゃんと生きていかれる、作ったものが高くで売れてという、そのようなものを目指さなくちゃいけないと思うんです。そのために、市行政としてはどうすればいいのか、いろいろこれからも考えてもらいたいと思います。 最後の六つ目の質問です。 有馬川の可動堰の工事が、今、あっています。左側がもう取れていて、右側のほうからユンボが入れるようにしてありますが、以前質問したことで、31年に片方、32年に片方が出て、もう32年には出来上がるような感じでは聞いていましたけども、現在の進捗状況、完成時期などはどうなっているか質問します。 ○議長(林田久富君)  森崎農林水産部長。 ◎農林水産部長(森崎一成君)  以前、32年にでき上がるというふうに申しましたですかね。ちょっとそこら辺まだはっきりは覚えてはおりませんけども、有馬川の可動堰の改修というのは県営事業ということで、農村地域防災減災事業として実施をしていただいております。県営事業ということです。 総事業費が1億8,500万、事業期間が平成31年度から、今年度から令和3年度までの3か年の計画でございます。 本年度が頭首工と言いまして、可動堰の詳細設計と河川の仮締切りに必要な大型土のうの作成に着手すると伺っておるところでございます。それで、現在が、詳細設計が完了しまして、大型土のうの作成を有馬川のしゅんせつと兼ねて、これは有馬川の河川に堆積した土砂を流用して土のうを作るということで、そういう事業を今やっていただいております。 本体工事につきましては、令和2年度、3年度で行う予定となっておりまして、令和3年度中の完成を目指して現在取り組んでいただいておるというところでございます。 ○議長(林田久富君)  近藤議員。 ◆2番(近藤一宇君)  質問を終わります。(降壇) ○議長(林田久富君)  これで、2番、近藤一宇議員の質問を終わります。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、明日2月26日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時59分 散会...